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HOPE HERO.tvei ラストエピソード『ホープヒーローよ、永遠に 後編』
作者:モナカ   2016/12/07(水) 18:52公開   ID:zGBJcPhgj5o
エックス「お前が、裏世界の黒幕…」

タクト「そうだ…我は、裏世界というものを消滅し、表世界で頂点に立つものとなる」

ゴースト「そんなこと、させるか!!ムゲン!!」

『ムゲンシンカ!』

ゴーストはムゲン魂にフォームチェンジした。

ウィスパー「よっしゃー!やっちゃってください!!」

ゴースト「いくぞ!!」

『イカリスラッシュ!』

ゴーストは二刀流にしたガンガンセイバーで怒りの必殺技を放った。
しかし…

タクト「…痛くもかゆくもない」

命中したものの、全然ダメージをくらっていなかった。

ゴースト「何!?」

バルバトス「こいつ…一筋縄ではいかないようだね」

タクト「次は我だ…」

タクトは無属性の魔法、ディザスターを放った。いくら属性が無いとはいえ、ディザスターは強力だ。

エスト「うわぁっ!」

USAピョン「くっ…なんて威力ダニ」

タクト「フフ…これからだ。本当の力を見せてやろう」

それから、タクトの強力な猛攻が続いた。
黒い弾幕を放ち、物凄いスピードの肉弾、恐怖の幻惑を見せたりと、タクトはエストたちの体力を奪う。

エスト「なんて強さだ…!」

ゴースト「歯が立たない…」

らぁら「もう、無理なのかな…?」

タクト「ああ無理だとも。汝らは我に勝つことは出来ぬ。なぜなら、我は第0の神魔王…最強の存在だからだ!!」

と言い、タクトは不敵に笑う。

タクト「さて、この世で最も邪魔な存在を消そう…」

エスト「邪魔な、存在!?」

タクト「それは………お前だ、超次元マイスターエスト!!」

タクトはエストに指を差した。

エスト「僕が…!?」

タクト「星の魔力と言ったか?それが一番目障りなのだ!!だから………
汝には我の手で終わらせてやろう……!!」

次の瞬間、タクトは目にも止まらない速さでエストを吹き飛ばした。

エスト「ぐあぁぁっ!!」

タクト「フハハハ…死ねぇ!!」

タクトの猛ラッシュにエストの体は限界に近付いていく…。
しかし、タクトはエストが立ち上がることが出来なくても止めようともしなかった。

ゴースト「やめろ!タクト!!」

バルバトス「いくら何でも酷すぎるよ…!!」

ゴーストたちは止めろと言ったが、タクトに耳には入っていなかった。

タクト「フハハハ…なんていいザマだ…」

エスト「カッ…」

タクトはエストの首を片手で掴み、エストを苦しませた。
そしてエストの意識が途切れたことを確認すると、タクトはエストの体を放り投げた。

ゴースト「エスト!!」

エックス「許さん…許さんぞ!!」

エクシードエックスの姿でエックスは怒りのあまり、反撃を仕掛けた。
だがタクトは闇のバリアで光の刃を防ぐ。
そして、こう言った。

タクト「汝は確か、裏世界のウルトラマンだったか…。表世界の者をなぜ受け入れる?」

エックス「表世界だろうが裏世界だろうが、関係ない!!確かにエストは表世界の者だが、彼に悪の心は無かった…それに、私たちを明るい未来へと導いてくれるんだ!!」

タクト「だから何だ!?エストは死んだ!!もう未来は無い!!」

と、タクトは押し返し、エックスを勢い良く吹き飛ばした。

エックス「くっ…!」

らぁら「エックス!!」

ゴースト「許さない…命を侮辱するな!!」

タクト「フフフ…哀れな姿をよく見るがいい。エストは絶望した。星の光など、全く役に立たぬ。
さて、次はお前たちだ…。嫉妬に狂い、憎しみと怒りをぶつけるがいい…」

すると、タクトはどす黒い音波を放った。

エックス「な、なんだ…!?」

バルバトス「あたまが……」

ゴースト「痛い…なんだ、これはっ…!!」

音波は彼らを狂わせ、それはウィスパーたちまで届いていた。

コマさん「く、苦しいズラ…!!」

ジバニャン「ニャ…!!」

USAピョン「お前、何するつもりダニ…ッ!!」

タクト「当然、潰しあいに決まってるだろう?星の力も使えない汝らでは何も出来ることはない。
さあ、潰しあうがいい!!」

駒虎「貴様…まさか!!」

何とか駒虎とらぁらとウィスパーは免れた。だが、それ以外のヒーローたちの目付きが変わってしまった…。

エックス「キサマ…コロス!!」

ゴースト「シネ、ブッコロシテヤル!!ウオォォォォ!!!」

エックスとゴーストの武器がぶつかり合い、狂気に満ちた戦いはとても激しい。

バルバトス「ツブス…ツブスツブスツブス!!ツブシテヤル!!!」

USAピョン「ダニイィィィィィッ!!!」

ジバニャン「ニャアァァァァ!!!」

コマさん「ズラァァァァァ!!!」

他のみんなも狂気で我を忘れ、暴走している。

らぁら「みんな、どうしたの!?もうやめてよ!!」

ウィスパー「らぁらちゃん、これは無理ですよ!皆さん狂気で我を忘れているでうぃす!!」

らぁら「ねぇ駒虎さん!!どうにかして!!」

タクト「無駄だ。超能力など効かぬ」

駒虎(確かに…俺の力では通用しない。それに、エストは戦意喪失……。もう勝ち目は無いのか……)

戦い狂っているヒーローたち、そして戦意喪失のエスト。おまけに超能力さえ効かない。
今の彼らになすすべは無かった。

らぁら「そんな…もう終わりだなんて……。いやぁぁぁぁっ!!!」











あれ……僕、どうしちゃってるのかな。



確か、タクトってやつにやられて…



でも、この先は覚えてないや。



もう、僕は終わりなのかぁ……





「もういやだよ…!!みんな目を覚まして!!」



この声…らぁらちゃん?



でも何言ってるんだろう…意味わからないや。










一方、らぁらたちは……




タクト「フンッ!!」

らぁら「きゃあーっ!!」

駒虎「くっ!」

ウィスパー「あぶなっ!!」

タクトの攻撃に逃げ回ってばかりだった。

ウィスパー「駒虎さんなんとかしてくださいよ〜!!」

駒虎「分かっている!!だが…あいつに超能力は効かない!!」

らぁら「じゃあどうするのよ〜!!」

最悪なのことに、タクトには超能力が通用せず、唯一の頼みは儚くも無駄になってしまった。
しかも…

らぁら「きゃっ!」

らぁらが足を挫いてしまったのだ。

タクト「さあ、絶望するがいい!!」

ウィスパー「う、うぎゃああぁぁぁ!?」

最後の一撃でタクトはとどめを刺そうとした。
だがその時…!

「そこまでだ!タクト・アマテラス!!」

タクト「…何奴!?」

「夢想結界!!」

虹色の結界はタクトを囲い、体勢を崩した。

ウィスパー「えっと、このスペルありましたっけ?じゃなくて!誰です!?」

らぁら「何言ってるのウィスパー!?あれを見てよ、あれ!!」

ウィスパー「あれって…えぇーーーっ!!!」

そこでウィスパーたちが目にしたのは、なんと…!

ディケイド「よう、待たせたな」

鎧武「大丈夫かウィスパー?」

ドライブ「全く、世話を焼かせるなよ」

かつての仲間、鎧武、ドライブ、そして異次元獣だったディケイドの姿があった。

らぁら「あれ?ディケイドさんなんで?」

ディケイド「あぁ、俺も斬月のおっさんと一緒に仲間を呼んできた」

斬月「ずいぶんと待たせて本当にすまない」

らぁら「い、いえいえ!」

タクト「だが、そんな人数で我に勝てるとでも思うのか…?」

ディケイド「残念だったな。呼んで来たのは俺たちだけじゃない。そうだろ?」

すると、クウガを含める平成仮面ライダーたち、ウルトラ戦士たち、鎧武とかつていたアーマードライダーたちに、妖怪たち、そして神魔王に憑依されていた仮面ライダーたちが現れた。

らぁら「す、すごい人数…!!」

バロン「俺たちアーマードライダーも黙る訳にはいかない。何故なら平和を守るのがヒーローの役目だからだ!!」

龍玄「話はすべて聞きました!裏世界を滅ぼそうとするなんて許しません!!」

デューク「オレもだ!!」

リョーマ「私も同感さ」

らぁら「え?デュークさんどうなってるの?」

ウィスパー「デュークさんは半人半霊のアーマードライダーです。こちらの元気なのがデュークで頭いい幽霊さんの方がリョーマでうぃす」

クウガ「タクト、いくらお前の自由にしてもいいからって、裏世界を滅ぼすのは許さないぞ!!」

息子であるタクトが裏世界を滅ぼすなとクウガは父親として許さない。

駒虎「父さん…なぜ?」

ウィザード「俺たちはヒーローだ。こんな素晴らしい世界を滅ぼすなんて、もったいないと思わないか?」

フォーゼ「だからこそ、オレらは立ち向かうんだよ!!」

オーズ「それに、共に助け合えば何も怖くない。どんなヒーローも助け合いでしょ!?」

ダブル「てな訳さ。俺だって黙ってられねぇ」

タクト「たかがヒーローなど!!この場で潰してやる!!」

タクトは再び黒い塊を放った。しかし、そこで神魔王に憑依されていたライダーたちが立ち塞がる。

らぁら「あ、あなた達は!?」

ライア「どうも、かつてアルファに憑依されていました」

ウィスパー「あれ?声も性格も違いますね」

ドレイク「当然さ。憑依されてたからね」

斬鬼「俺たちも何か恩返しをしたくてな。それで、来たってわけだ」

らぁら「てことは、カリスさんも…」

ブレイド「ああ、すまない…カリスは意識をまだ取り戻してなくて…」

ウィスパー「えぇー!?」

龍騎「でもケンちゃんと共演出来て光栄ッス!!」

ブレイド「あのな…」

カブト「おばあちゃんが言っていた。仲間はたくさんいる程強くなる」

キバ「それ、ありました?」

響鬼「まあ、とりあえず共に戦おう!!」

ディケイド「てなわけだ。いくぞ!!」

ゼロ「オレのビックバンを見せてやるぜ!!」

メビウス「裏世界も表世界も守ってみせる!!」

ギンガ「俺たちの力をエストたちに!!」

すると、ヒーローたちは力を合わせ、エックスたちの狂気を止めた。

エックス「コロ……ん?私は何を?」

ジバニャン「オレっちたち何をしてたんだニャン?」

らぁら「タクトってやつに洗脳されたんだよ!!」

ゴースト「なんだって!?」

バルバトス「汚いやつ」

ビクトリー「さあ、今こと反撃だ!!」

ゴースト「分かった!!」

そして、いよいよヒーローたちの反撃が始まった。

タクト「おのれ!!叩き潰してくれる!!」

ゴースト「そうはさせない!!」

ゴーストはガンガンセイバーを振り下ろしたが、タクトは片腕だけで防いでしまう。

タクト「この程度か?話にならん」

ゴースト「くっ…!」

このままでは押されてしまう…。
と、その時、死角から光弾が放たれた。

タクト「ぐっ!?」

ゴースト「!?」

その光弾を撃ったのは仮面ライダースペクターだった。

スペクター「貴様の好きにはさせん!!」

ゴースト「マコト兄ちゃん!!」

ネクロム「私も忘れては困る」

すると、かつてカリスに殺されたネクロムが、駆けつけてきたのだ!

ウィスパー「あの、あんた死んだのでは…」

ネクロム「確かに私は死んだ。だが、斬月と死の世界で出会い、生き返ったのだ」

コマさん「もんげ〜!!」

生き返ったネクロムにコマさんは驚いた。

『ダイカイガン!オメガドライブ!!』

ゴースト「命がある限り、ヒーローの可能性は無限大だ!!」

スペクター「俺の生き様、見せてやる!!」

ネクロム「心の叫びを聞け!!」

三人のライダーキックが、タクトに向かって放たれる。

「「「ハァーーッ!!!」」」

タクト「ぐおっ…!」

クウガ「まだまだ!!」

クウガは超変身でアルティメットフォームに変わり、他のライダーたちも最終強化フォームに変わった。

クウガ「みんないくぞ!!」

ライダーたちは一斉にジャンプし、ライダーキックを放った。

タクト「ぐおぉぉ……」

エックス「私たちもいくぞ!!」

ゼロ「あぁ!!」

ティガ「やるしかない…!!」

ウルトラ戦士たちは得意の光線技でタクトを圧倒した。

タクト「ぐはぁぁっ!」

他のヒーローたちも、強力な必殺技を何度を放った。

バルバトス「ねぇ、俺らも何かやらない?」

USAピョン「そ、そんなこと言われても…」

バルバトス「うーん…あ、そうだ」

バルバトスが何かを思い出したようだ

USAピョン「なんダニ?」

バルバトス「ねぇ、あんたウザい」

USAピョン「ダニィ!?」

バルバトス「役に立たないし、外見もキモい…」

USAピョン「テメェ!!」

USAピョンの怒りメーターがMAXになった。しかし…

バルバトス「それに、全然戦いに参加してないじゃん。やっぱりいらなくね?」

らぁら「ちょっと、言いすぎだよ…」

USAピョン「テメェェェェ!!ふざけんなダニィィィィィィ!!!」

さらにUSAピョンはキレると、体がビビットピンクになった。

駒虎「これもありか…」

バルバトス「あぁ、あとコイツもあんたがウザくていらないってさ!!」

と、バルバトスはタクトに指を差した。

USAピョン「ダニィィィィィィィィ!!!」

USAピョンは銃を撃ちまくり、タクトに攻撃した。

タクト「ぐおぉっ…まさかこんなやつが…!?」

フユニャン「オレたち妖怪をなめるな!!はあぁぁっ!!」

ブシニャン「参るでござる!!」

ロボニャン「ターゲットロックオン!発射!!」

ネコ妖怪たちもそれぞれ必殺技を放った。

ジバニャン「よーし、オレっちも!ひゃくれつ肉球〜!!」

ジバニャンやコマさんも必殺技を放つ。その威力は今までとは見違える程の高威力だった。

タクト「…くっ」

ついにタクトは地面に膝をついた。

ゴースト「さあ、お前の野望もここまでだ!!」

ウィスパー「覚悟するでうぃす!!」

タクト「…フッ」

エックス「?」

タクト「フフフ、ハハハハハハ!!」

ドライブ「何がおかしい!!」

タクト「我は神魔王…この程の力であるまい……ここでヒーローどもがたくさんいるとは、丁度いい。
全てここで消してやろう!!!」

すると、タクトは光と闇を纏い、巨大な魔物へと姿を変えていく…。
それは今までよりもグロテスクで、凶悪で、恐ろしかった。

エックス「これは…」

「そう、これこそ…我の真の姿!!ベルドゥエラなり!!」

赤と黒が混じった体だけで残酷さがはっきり見える。

駒虎「みんな、俺が殺神刀になって倒すには弱めるしかない…だが……」

ウィスパー「だが?」

駒虎「いや、なんでもない。協力して倒そう」

らぁら「かしこま!!」

ゴースト「いくぞ!!」

ヒーローたちは一斉にかかった。だが、ベルドゥエラは大きな腕一本で全てを凪ぎ払った。

「「「うわああぁぁぁ!!!」」」

その威力はヒーローたちすべてを吹き飛ばす程。

バルバトス「なんて…威力だ」

ゴースト「あぁ…」

らぁら「もう、勝てないのかな…」

すると、エックスがみんなの前に立った。

エックス「みんな、よく聞いてくれ。この戦いはエストの力も必要だ」

鎧武「エスト?」

龍玄「あの倒れている子?」

エックス「あぁ。ベルドゥエラを倒すにはエストの力も必要だ。だからこそ、エストを目覚めさせるんだ!!」

ディケイド「確かにお前の言う通りかもしれない…。みんなでエストを目覚めさせるぞ!!」

らぁら「でも、誰が?」

斬月「それは、共に旅をして来た者たちだ」

ウィスパー「てことは、私もですね!」

エックス「よし、我々はエストを目覚めさせる!他のみんなはベルドゥエラを!!」

「「「おう!!!」」」

他のヒーローたちにベルドゥエラを任せ、エックスたちはエストを目覚めさせることにした。

鎧武「よし、みんないくぞ!!」

ゴースト「えっと、エストは…いた!」

USAピョン「よし、みんなの力で目覚めさせるダニ!!」

バルバトス「でもどうすんの?俺らが集まったからって…」

駒虎「俺に任せろ。お前たちはエストの名前を叫ぶんだ」

らぁら「かしこま!!よーし…エストー!!起きてーー!!」

ゴースト「エスト!!」

バルバトス「エスト、しっかりしなよ!!」

エックス「目を覚ますんだ、エスト!!」

しかし、いくら叫んでも、エストの反応は無かった。

駒虎「仕方ない…はっ!」

すると、駒虎はエストの心の中へ入った。











一方、エストはタクトに圧倒的な力により、光を失っていた。

エスト(僕の力なんて…役に立たないのかな……)

「…エスト。お前はそんなやつか」

エストが顔を見上げると、セーラー服と黒髪の人物…駒虎が立っていた。

エスト「…駒虎さん?」

駒虎「がっかりしたぞ…本来のお前は諦めるやつじゃないのにな…」

エスト「どうして…?」

駒虎「感じろ…仲間の声を…」

エスト「仲間の声…?」

(エスト!!)

(エストくん!!)

すると、周りから仲間の声が聞こえた。

エスト「…みんな!?」

しかし、辺りを見ても仲間の姿はいなかった。

エスト「こんなの星の力で…」

駒虎「まて、無駄に星の力を使うな。まずは星の意味を考えろ」

エスト「星の意味?」

駒虎「逆位置だと、絶望だ。だが、正位置は希望と夢だ。お前はみんなの希望と夢を守る力を持っている」

エスト「希望と夢を守る力…そうだ。この世界、僕は好き…。だから、この世界を守りたい!!」

駒虎「それでいい。今こそ、神魔王を止める時だ!!」

エスト「わかった!!うおおぉぉぉぉぉ!!!」





エックス「エスト!!」

ゴースト「エスト!!」

らぁら「エストー!!」

バルバトス「エスト、起きて!!」

一方、彼らは何度もエストの名前を叫んだ。

ディケイド「ぐはっ…」

しかし、他のヒーローたちは次々と倒れてしまう…。
それでもエックスたちはエストを起こした。

ベルドゥエラ「ククク…最後はお前だ!!」

ベルドゥエラはエックスたちの方にブレスを放った!

ウィスパー「あぁ!!来ますよ皆さん!!ほらエストくん起きてください!!」

ゴースト「お願い!!エスト起きてよ!!」

ブレスはエックスたちに近付いていく…、このままだと彼らはやられてしまうだろう。
その時、奇跡が起きた!!





エスト「みんなは、僕が守る!!」

エックス「…エスト!?」

いつの間に、目の前にエストがいた。

エスト「みんな、お待たせ!!」

らぁら「エスト!!」

ゴースト「エスト…おかえり!!」

みんなはエストの復活に嬉しいあまり、抱きついた。

エスト「みんな、ただいま!!」

ベルドゥエラ「バカな…!!」

エスト「ベルドゥエラ、僕はあんたを許さない!!世界を滅ぼすというのなら!!
それを僕が止めてやるんだから!!!」

エックス「エスト…その通りだ」

ゴースト「俺たちだって、この世界が好きだ…」

バルバトス「この裏世界こそ、俺の居場所だからさ」

らぁら「あたしも、この世界を愛している」

エスト「だから、僕たちは負けない!!!」

ディケイド「エスト!!俺たちの力を使え!!」

エックス「私たちの力をひとつに!!」

他のヒーローたちはエストに力を分け与えた。

エスト「感じる…この力…。とても暖かくて、きらきらしてる…!!」

正義の力はどんどんエストに集まり、エストは究極の変身を遂げる…!

エスト「超次元マイスターエスト……バハムートフォルム!!!」

今までの姿より輝かしく、神々しい。その姿はまさに、神ともいえる。

エスト「この力、決して無駄にしない!!」

ベルドゥエラ「黙れ!!星の力など意味がない!!」

エスト「あるよ!!星は希望と夢のシンボル!!僕はその星のように、みんなの夢と希望を守る!!!」

エストは目では追えないスピードでベルドゥエラを拳ひとつで吹き飛ばした!

ウィスパー「おぉー!」

ゴースト「これが、夢と希望を守る星の力…!」

ベルドゥエラ「我が押されてる…!?そんなバカなことが信じられるかあぁぁぁぁぁ!!!」

と、ベルドゥエラは強烈なブレスを放った。しかし、エストはそれを片手で受け止める。

ベルドゥエラ「何!?」

エスト「僕はこの世界が大好き!!だから、僕はこの世界を守りたい!!」

ベルドゥエラ「ふざけるな…お前など、この力で消してくれる!!!」

ベルドゥエラは邪悪な風を起こし、エストを吹き飛ばそうとした。

エスト「くっ…!!でも、僕は諦めないっ!!!この世界は僕にとって、大切な宝物だから!!!」

エストは両手から星型の光を出し、それを上に上げるとその光はどんどん大きくなった。

エスト「世界の想いよ…すべての希望よ、届けっ!!!
エトワール・コメット!!!」

星形の巨大な光はベルドゥエラを包みこむように放たれた。

エックス「やったか!?」

しかし、ベルドゥエラはそう簡単に倒せる敵ではなかった。

ベルドゥエラ「クク…そんなもので我を倒せると思ったか!?」

らぁら「エスト…」

エスト「大丈夫、まだ希望はあるよ!ね、駒虎さん!!」

駒虎「…あぁ!」

クウガ「駒虎、今なら!!」

駒虎「わかった、父さん…はぁっ!!」

駒虎は人間の姿から神々しい刀、第0の殺神刀『ホープヘリオス』に変わった。
そして、エストはホープヘリオスと第1の殺神刀『ムーンフォルテシモ』を手に取る。

エスト「僕たちは、どんな悪に立ち向かう…そう、なぜなら僕は!!いや、僕たちは!!」

「「「ホープヒーローだからだ!!!」」」

エスト「うおおぉぉぉぉぉ!!!」

エストは勢いよくジャンプし、ベルドゥエラに向かって殺神刀を投げた!

ベルドゥエラ「な、なんだこれは…体の力が……!!」

駒虎「兄貴。あんたにとって大切なものはなんだ?」

ベルドゥエラ「駒虎…。俺はただ、世界の役に立ちたかった…」

駒虎「そうか。だったら、俺も協力するぜ?兄貴…!!」

ベルドゥエラ「ありがとう駒虎…そして、ホープヒーローよ……だが、俺は死ぬ……」

駒虎「何、まだ役目はあるだろ。天国で俺たちのことを見守ることと、殺神刀として、人々の希望になることだ!!」

ベルドゥエラ「……そうだな。死んでもまだやることがあったんだな……」

紅き魔物は、光と共に、粒子となって消えていった……。

((ありがとうホープヒーロー。俺は死んでもお前たちのことを見守ろう……))

クウガ「それでいいんだ。タクト」








最後の神魔王を倒し、神魔王はもうひとつの第0の殺神刀『ラストレクイエム』となった。
そして、殺神刀がすべて揃ったことにより、儀式が始まった。
駒虎はあくまでもプロト殺神刀であるため、カンストされない。

斬月「では、始める。第1の殺神刀、第2の殺神刀、第3の殺神刀、第4の殺神刀、第5の殺神刀、第6の殺神刀、そして…第0の殺神刀。
汝の願いは叶った。さあ、裏世界と表世界の境界を繋げよ!!」

すると、真ん中の宝石が目映い光を放ち、その光は天に昇った。

斬月「これで裏世界と表世界を行き来することが可能だ」

エスト「ありがとうございます…。でも、どうやって戻るんですか?」

斬月「大丈夫だ。私に任せろ」

斬月は移動魔法でエストたちを元の場所に戻した。





エスト「ここは…」

エストたちが気づいた時には、見慣れた場所にいた。

エックス「VFD学園…みんなは!?」

ゴースト「俺はいるけど…」

バルバトス「俺も」

らぁら「あたしもいるよ!」

駒虎「俺もだ」

USAピョン「ミーもダニ」

ウィスパー「おや?皆さんは?」

斬月「あぁ、他のみんなは元の世界に戻した」

と、最後に現れた斬月が言った。

エスト「そっか…でもいいや!また世界に戻れるし!」

斬月「それより、駒虎。お前はやることがあるだろう」

駒虎「…父さん」

駒虎はVFD学園前にいるクウガにゆっくりと近づいた。
そして、最後はクウガに優しく抱きつき、口を開く。







駒虎「ただいま、父さん…!!」

クウガ「おかえり、駒虎!!」










こうして、エストたちはエックスたちに別れを告げ、表世界へ戻った。





エスト「ただいま、みんな!!」





終わり


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■作者からのメッセージ
これで2期は終わりとなります。次はエキストラです!

カネゴンさん

新喜劇ネタはすんのかい、せんのかい!をいれてほしいですね。
あとヒーローたちが洗脳して潰しあうシーンをいれて申し訳ありません。
テキストサイズ:17k

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