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同好会の奇妙な冒険 第二話 これはヤムチャですか?いえモブです
作者:キラくん・フリーダム  [Home]  2017/11/13(月) 05:08公開   ID:YTWupaqQJxI
ハァハァ……
息が完全に上がっている僕達は馬車の中で完全に精魂尽きていた
トルネコさんに渡された武器を持っての馬車の護衛
ジョースターさんもいたが、何体かはこちらにも向ってきた
僕達にも経験を積ませようとするジョナサンのはからいかもしれない
彼は相手の力を見極めて危険度の高い者を倒しそうでない者を任せてくれていた様だ
しかしそれでも只の学生にはきつい作業だった……
トルネコさん曰くこの世界には元々モンスターと呼ばれる危険な生物がいたらしい
そこにさらなる強大な脅威として妖怪が現れだしたと言う
そしてモンスターと言うのがなぜかトルネコさんの元の世界にいたモンスターと似通っている
そう言うのだから不思議な物だが、モンスター言うのは妖怪ほど危険はないらしい

「もう動けね〜ぞあれが雑魚とかマジかよ角なんか兎にないだろオイ」

「兎じゃなくて一角ウサギだよ上原君ハァハァでも上原君達はなんだかんだでついて行けてたよ」

最初はアトラクションのノリで張り切っていた雨野くんは僕や上原を褒めてくれるも
天道さん達は申しわけなさげだが馬車から降りる事のなかった折原さんに話が及ぶも
自分は弓矢で援護射撃していたと言われて彼の射撃を思い出す
自身も背後から跳んでくる矢に対して恐怖を感じる事は無くむしろ安堵を覚える
またその矢は的確に射貫いていた恐らくは彼もジョースターさんとは違う意味で戦闘慣れしている
そう感じずにはいられなかったが、妖怪が蔓延る世界においては頼もしい限りだ

「そろそろロートに着くんで知らせを飛ばしておくかね〜」

トルネコさんはそう言うと道具袋から一枚の紙を出すと羽ペンにインクを付けうると
何かをサラサラと書き込むとポンと頭上に投げるまるで手品の様に消失したのだ

「あれってなに何なのだ?手品ひょとして魔法ってやつトルネコさんって魔法使い?」

僕は一瞬の出来事に興奮気味に今の事情について質問をすると困ったような顔で
トルネコさんは魔法ではない事を教えてくれるた
あれは紙自体が魔具と言う魔法で生成されたアイテムで製作時に込められた魔力を
原動力に動くため魔力を持たない者でも使用は可能らしいが、お値段はそれなりにすると告げられる

「え〜メール感覚で使えるのかと思ったら指定した場所にしか飛ばせないの〜使えないよ雨野っチ」

個人指定ではなく場所指定で飛ばすと聞き不満をもらす亜玖璃だがけっして雨野くんが悪いわけでは無い
メールと言うよりどちらかと言えばファックの様な物だと理解する
街から街へ矢同じ街の中では今だ手紙が主流の伝達なのだろう
話し込んでいる間にまたも僕らは蝙蝠?の巨大化したモンスターのドラキーに囲まれていた

「しゃ〜ない撃退するか ほな行ってくるから大丈夫やて」

この三日で異常な世界にこの三日で同好会の中でいち早く慣れ始めていた僕はドラキー程度と
一人で馬車を降り木刀を正眼に構えると正面から向かってくる敵にカウンターの右片平突きを食わせ
怯んだ所に追撃を食らわせ背後から迫る相手を軸足に力を籠めて反転して三匹を薙ぎ払うと
余裕余裕と言いながら馬車に戻ろうとすると、まだ遠目ながら街が目に入る
あれがトルネコさんが言っていたロートなのだろう……なんだあれ?
おそろいの黄色い亀と書かれた道着を着た一団がこちらに近づいて来る

「よ〜し止れってトルネコさんか?どうでしたか行商の成果は」

長髪の男が親し気トルネコさんと話し出す彼等は街の自警団として活動している
武術道場の亀戦寺で修行している武道家だと聞かせれお役御免かと木刀を収めて馬車に戻る
後は自警団の護衛に守られながら街に入るだけのはずだった……

「ところがギッチョン 俺っチから逃げられると思ったかニャン」

街を目の前にして最初に森で出会った不細工な猫が再度僕らの前に立ちふさがったのだ
しかもその日の夕食の食材に使った下半身も再生していたが、本業の皆さんに任せ
馬車の中に待機している気っとRPGに出てくるに軍キャラもこんな感じなのだろうとほくそ笑む
すでにネコは長髪の武道家に丸刈りの武道家に梅干を食べているスーパーマンのコスプレ男に
包囲されているきっとまた袋叩きになるだろとそう思っていた僕達は満面の笑みを浮かべて
外の様子を眺めながら今度はどう調理するか話し合い始めていた

「そうそう街の奴らにボコられる俺っチじゃあねーんだニャンほ〜れほれ」

ジバニャンが腰に下げた袋から種を出して周りに巻くと種からすぐに芽がでて葉がなり
そこから植物のモンスターが6体生まれ始めジバニャンの合図で一斉に植物兵サイバイマンが武道家達
包囲して一斉に襲うも長髪の男が一人でそれらを相手にし丸刈りの男が大技の準備をしている

「くらえー拡散エネルギー波」

彼が手から放出したエネルギー波が分断して植物兵サイバイマンを粉砕していくもっとも
親玉のジバニャンは耐えたようだが満身創痍は見て取れ
トルネコさんも、ぬかジバニャンの炊き込みご飯が食べたいなと朗らかに話していると

”ギッギギイたった一つたった一つの〜”

何かが聞こえたそう思った瞬間だった死んだと思われた植物兵サイバイマンが長髪の男に組み付くと
任務完了と言わんばかり自爆を敢行し大爆発を起こした
爆発の後には長髪の男が慣れたポーズをとる様に息絶えていた
まるで元の世界で買ったフィギュアの様に息絶えている姿は僕達に大きな衝撃を与えた
まるで漫画やゲームのような状況でも間違いなく現実であり判断を誤った先にあるのは死の現実
その向こうに見えるジバニャンの爆笑に頭に来た僕は気が付くと木刀を構えて突進していた
その前に立ちふさがる植物兵サイバイマン丸刈りの男の攻撃で残りは二体そのうえ自爆も辞さない相手だが…

「ほぉ〜あちゃー オッサン助けに来たアルだからメシ奢れヨ」

後先考えない特攻をしようとしていた僕に先んじて中華風の服の少女が傘で植物兵サイバイマンを一掃すると
赤い戦闘服を着た巨大な大を二丁も軽々と持つ少女がジバニャンを急襲し一撃を食うわえる

「やっぱジバニャンを倒すのは勇者の一太刀 勇者三ノ輪銀参上!!大丈夫ですかトルネコさん」

トルネコさんの知り合いらしき少女達は植物兵サイバイマンを一掃しあまつさえジバニャンの両肩を粉砕す
その偉業に成功しあとは僕達の手でジバニャンを倒せば全てが終わる
ジョースターさんも馬車を降りてきているし折原さんも……なんだあの視線?観察?
彼の視線が気にはなったが、こんどこそジバニャンを倒せるとそれぞれの武器に力を込めていた

(力が欲しいか……私と契約を……)

なにかが耳ではなく脳に直接響いているような感覚いったいなんだ
この大事な時に余計な事を考えている暇はない。
ここでしとめると木刀に力を込めた


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■作者からのメッセージ
どうもキラくんです
ほぼなりゆきで始めた同好会の奇妙な冒険ですが第二話を書けました
キャラクターが増えてしまい当初考えていたゲーマーズの出番が減っています
一応ゲーマーズキャラが異世界でチート能力に目覚めずにはやれているかな?
ゲームでは雑魚モンスターなんて一定レベルを超えたら作業で淡々と倒すけど
実際はそう楽じゃないですね(笑)

今回のキャラ紹介

神楽(銀魂)トルネコの店に転がり込んでいますサボり上等です
三ノ輪銀(ゆゆゆい)神楽と別ルートながらトルネコにお世話にな手ます

敵モンスター
ジバニャン(妖怪ウオッチ)一角ウサギ(ドラクエ)ドラキー(ドラクエ)
栽培マン(ドラゴンボール)
テキストサイズ:5443

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