■一覧に戻る
■別話を閲覧する
■感想を見る・書く
ラブ・ドラッグ
この町の石
(オリジナル)
俺は目が覚めた。あれ?寝てたのか?  
「今・・・何時だ」  
タンスの上においてある時計を見に立ち上がった。  
「7時か」  
いつもより少し早いが起きることにした。  
「顔でも洗うか」  
そして俺は洗面所に向かう。俺は思ったまとめは大丈夫だろうか?俺は顔を洗ってまとめの寝ている部屋に向かった。 
俺は部屋に入った。
「あれまとめが居ない?どこいった?」  
その時俺の声が聞こえたのかキッチンから声が聞こえた。  
「あれ?もう起きたの」  
この声は昨日まで風邪で寝込んでいたまとめだとすぐに分かった。  
俺はキッチンに向かった。
そこには料理をしているまとめの姿があった。
「まとめ?風邪は大丈夫か?」  
「もう元気になっちゃた」  
元気な声と動きで俺は安心した。  
「もうちょつとでできるから待ってね♪」  
ひょつとしたら前よりも元気になっているような?  
「今日はずいぶん機嫌がいいな」  
「そうかな〜♪」      
他にどう見えるって言うのか?  
「今日は久しぶりに未来に帰ろっかなぁって思って」    
「だから機嫌がいいのか」  
「あんたも行くのよ」  
俺は心の隙に何かに刺されたみたいな感じがした。  
「突然言うなよ」  
「気分次第だからね」  
言い返せなかった。むちゃくちゃすぎる。  
「何しに行くんだ?」  
「薬の材料の調達に」  
「俺っていってもいいのか未来に?」
「大丈夫でしょ私がついてるから」 
何か心配な感じがする。大丈夫なのだろうか?   
「できたわよ」  
昨日の朝ぶりのまとめの手作り料理だ。相変わらず美味しそうだ。  
「いただきます」  
俺は久しぶりの手作り料理を食べ終えた。  
「今日もうまかった」  
やはりまとめの料理はうまかった。  
「終わったなら早くお皿貸して洗うから」   
「わかった」   
      
      
「準備できた?」   
「ああ、いつでも行けるぞ」   
今から未来にいくのだが   
「ここの竹林に入って奥の方にある石を見つけるのよ」   
ここの密林は俺の住んでいる町の真ん中にある神とかそんなよくわからないものとかで残してあるらしい。 
「すごい竹林だなここ見るものすべてが竹じゃねーか」 
うまいように竹と竹の間にに道がある。
「そろそろかしら」 
目の前は竹の葉で覆われて先が見えない。
「ここ通るのか」  
「まっすぐ進むだけだから大丈夫よ」
そして、その葉をどかしながら歩くと少し拓けたところに出た。そこの真ん中に石というか岩に近いくらいの大きさの石だった。
「あったわよ。あれが未来と繋がる石よ」
「石にはたどり着いたけどどうすればいいんだ」  
「石に片手を当てて目をつぶったまんま30秒くらいそのままにしていると知らないうちに未来にいってるの」
俺の住んでいる町にこんなすごい石があったとは驚きだ。  
「手を当ててあとはいった通りにして」  
俺は石に手を当ててじっと待った。 
「いいわよ目開けて」   
俺は目を開けた目の前は何も変わらない竹林の中だった。  
「外に出ればわかるはずよ」  
俺たちは歩いてきた道をたどった。 
そして、竹の間から光が差してきた。
「やっと着いたわ」   
竹林を出たら違う空気を感じた。俺が今いるところは俺の住んでいる街だと思われるが変わっていた。  
「これが未来の俺の街なの・・・か」
俺はたちすくんでしまった。
作者: 青木 (ID:********)
投稿日:2015/10/29(木) 15:22
閲覧数:1641
BYTE数:2 KB (1383字)

<<前話  目次  次話>>

■感想を見る・書く
■別話を閲覧する
■一覧に戻る