「そうか、調査の艦隊がやってきていたか」

「ハッ! 巡洋艦2隻、艦載機10機以上撃破し撤退に追い込んだ模様。

 しかし、敵側は宇宙空間に高圧電流を流すワイヤーを張りザクの進行を妨害、そのまま撤退しました」

「……下っていいぞ」

「ハハッ!」


報告に来た兵を下らせると、ギレンは眉間を指でつまんだ。

最近は休む間もなく執務を行い、軍備を整え進攻準備を進めている。

それでも最速で後半月はかかる。


グラナダを取るだけなら今すぐでも可能だが戦端を開けば立ち止まる事は許されない。

コロニー落としまで一気に全てを終わらせるのが勝利条件となる。

だが半月後ではギリギリだ。

相手側に切り札の一つでもあればひっくり返される可能性すらあった。


それに今回の戦争は乾坤一擲、もしも一連の流れの一つでも滞ればジオンは一気に不利になってしまう。

懸念材料の一つである連邦艦の対ミノフスキー改修、実際もし全ての艦が改修されれば勝ち目はない。

ジオン側は大型戦艦であるグワジン級が6隻、重巡洋艦であるチベ級が30隻、ドロス級が2隻。

大部分は仮装巡洋艦のムサイやその系列だが、これらは基本は搭載MSで戦うため艦としての性能は低い。

例外としてはバプワやバゾク、ヨーツンヘイムと言った輸送艦に多少の武装を付けたものくらい。


そして、連邦にはジオンの5倍以上の艦隊がおり、それらは大部分が戦闘艦艇となる。

つまりミノフスキー粒子下で戦える様になった場合、MSのアドバンテージはあるものの押し切られて負けるだろう。

同程度の艦隊でも総合火力では倍以上になるはずだからだ。

MSだけが勝っても補給が出来なければ数時間でただの置物と化す。

そもそもかなり無茶なスケジュールなのだ、ザクも不具合を抱えている可能性は高い。

それを戦場で何とかするメカニックがオーバーワークになるのは目に見えている。

母艦がいかに重要かは解り切った話だ。


これらを破綻させずに実行するには結局時間が必要だ。

そして、時間が無い事は誰の目にも明らか、つまりは堂々巡りとなる。



「ままならないものだな」



ギレンは更なる前倒しを考えねばならない事に頭を痛めた。

何故なら、今回の件で恐らくは連邦も艦隊再編を前倒しするだろうからだ。

全体を一度にが無理なら、一部艦隊だけでもこちらに向ける可能性は高い。

そうなれば各サイドの防衛が厚くなり、押し切るまでの時間が延びる。

結果として、敵主力艦隊と早期にぶつかる事になり甚大な被害が出る公算が高い。


しかし、こうして前倒しを続ければ質はどんどん低下する。

結果として想定以下の戦力にしかならない可能性は高い。

それで各サイドを壊滅させてコロニー落としまで持っていけるのか。

ギレンは何度も再計算を行い可能であると答えを出した。

ただ、不確定要素が消えた訳ではない。

ここまでギレンを追い込んだ男が手を緩めるとは思えなかった。


「奴は未来を知っているのか?」


それは惜しい所を突いてはいたものの、実際はバタフライ効果のせいでしかなかった。

ノゾム・ヤシマ本人がやったのはジオンに対する諜報資料の提供及びそのプレゼンだけだ。

その後のエルラン死亡やゴップ等が行った偵察等は彼の知るところではない。

だが、流石のギレンもそこまで読む事は出来なかった、そもそもノゾム・ヤシマの人物評が変わってしまい読めないのだ。


しかし、彼が更なる進攻の前倒しを決意した直後に更なる面倒事が襲い掛かるとは流石に気付けなかった。



機動戦士ガンダム〜転生者のコロニー戦記〜





第十六話 宇宙世紀憲章



サイド1 3バンチコロニーエデン。

ガンダムオタクなら知っている人もいるだろうレベルのそのコロニーはある人物の故郷である。

ガンダムUCの主人公バナージ・リンクスのだ。


俺はバナージの父親であるカーディアス・ビストを探していた。

正確にはその爺さんであるサイアム・ビストや箱を見つけるためだが。。


だが、バナージの年齢はUC96年において16歳。

つまりUC80年生まれである。

現在はUC78年2月に入ったところであり、彼が生まれるまで2年ほどある。

そのため、はっきりとした居場所がわからなかった。


俺はメインターゲットとしてこことフォンブラウンを目星としていた。

フォンブラウンはアナハイムの本拠地であり、仕事関係に手を出しているならここか地球。

ただし、バナージの母親がこのコロニーにいるなら、当然ここにいる可能性もあった。

なので情報はヤシマの関連企業を通して各種の情報を集めさせた。

その結果が、現在エデンにいるというもの。


だから・・・


「屋敷に対し強制捜査を開始する!」


200両の戦闘車両から憲兵隊400名が繰り出し、屋敷に突入する。

相手側も電流罠や、自動反撃のマシンガン等を屋敷に設置していたようで被害が多少出た。

しかし、そこは車両を持ち込んだ強み、61式の戦車砲を使い壁を破壊して突入する。

内部にはドローン等も設置されており、こちら側も放っているため応戦で激しくやりあう。

61式で強引に突破し、更に突入を進める。

すると次はMS擬きが6機出て来た、サイズは3m程度だが流石に憲兵では辛い。



「なっ、何なのですか!?」

「個人でこういった防衛設備を持ってるんですよビスト家は」

「ビスト? 何者ですか?」

「月の専制君主アナハイムエレクトロニクスの最大の株主です」

「アナハイム……最近聞く様になった名前ですね」

「あまり他にはまだ知られていないかもしれませんね。月の大部分を経済的に支配している大企業です」

「そんな事が……」



MS擬きは強く61式戦車を数台スクラップに変えたが、数の差は大きく、弾薬も尽きたのだろう。

どんどん破壊されていき、半数は降伏した。

そのまま進軍していく戦車や装甲車らに付いて突入していく。


「ビスト家と言うのは何をした者なのですか?」

「サイアム・ビストという貧乏な男が宇宙世紀元年の首相官邸「ラプラス」の爆破テロに参加しました」

「宇宙世紀の始まりの……しかし、それは今関係ないのでは?」

「いいえ、彼はその時手に入れたのです。宇宙世紀憲章を」

「宇宙世紀憲章ですか? 今もあるように思えますが」

「それは違います。テロを起こした者達の背後にいたのは全文を明かされるのが困る者でした」

「全文……まさか」

「今の宇宙世紀憲章には第六章までしかありませんが、大統領は第七章まで作っていたそうです」

「それが今伝わっていないのですか?」

「はい、その通り。そして、それを持ち逃げした男が政府を脅し成り上がったのが今のビスト家です」

「地球連邦を脅した? そんな事が出来るのですか?」

「その結果がこれですから。出来たとしか言えないでしょうね」

「それは……」


巨大な邸宅、個人ではありえない様な防衛設備。

こんなのは普通は許されない。

本来、地球連邦で唯一の軍事組織が連邦軍なのだから。


「さて、そろそろ行きましょう。憲兵がカーディアス・ビストを捕らえたようです」

「そう……なのですか?」

「行ってみればわかります」


遂に屋敷の制圧に成功した。

これだけの軍を持ってくるとは流石に予想していなかったようだ。

先に逃げ道を塞いでおいたのは正解だったようだな。

縛られたカーディアス・ビストが俺をにらんでいる。


「この様な暴挙、許されると思っているのか!?」

「暴挙? 暴挙ね。地球連邦政府を脅しつける事に比べたら軽くないか?」

「ッ!」

「この通り、連邦政府からの逮捕状は取っているから安心して捕まってくれ」


逮捕状に関してはサイアム・ビストに対する。

テロ容疑及び、地球連邦政府への恐喝、遅延行為、騒乱ほう助の容疑で逮捕する。

カーディアス・ビストに対する地球連邦政府への恐喝、遅延行為、騒乱ほう助、外患誘致の容疑で逮捕する。

という文面が送られてきている。


これは、サイアム・ビストがテロリストであり、箱関連で連邦政府に脅しをかけていた点による。

また、カーディアス・ビストはジオン進攻に関する情報の隠匿及び、ジオンへの支援等もある。

カーディアスがジオンの支援をしていた理由は戦時、ビスト家及びアナハイムが全く被害を受けていない点。

ビスト財団系のコロニーが普通に残っている点等から予想しやすい。


サイアムがやった事は結局、ただの火事場泥棒であり、その結果表に出るべきものが表に出なかった。

最も金銭的な理由から独立させたくないのは、連邦の考えとして理解できる。

というか、コロニー現状考えるならサイドごとに100前後、最低500以上連邦政府の金で作っている。

よくそんな金あったなというのが本音だ。

因みに、企業の金で作ったものや、金持ちが自腹切って作ったものもあり全部が全部そうではないが。


天文学的な金をコロニーに対して投資した連邦政府は、その資金をどこから出したのか。

当然税金であるわけだが、棄民された側は支払える金があったとは思えない。

つまり、金持ちが頑張って出したという事だ。



ここでポイントなんだが、ガンダムSEEDにはプラント理事国というのが存在する。

プラント建設に金や資源を出した国だ。

彼らは、プラントで開発される品を売った金に対し高額な税を課してプラント建設費を回収している。

では、連邦政府はというと、空気税、コロニー税等を使って回収しているのだ。


原作において、コロニーの大半は一度破壊されそれをまた連邦政府が必死に作り直したわけだが。

住んだ人間はほとんど洗脳済みスペースノイドであり、税金なんて払ってくれない。

更には抵抗運動を起こし、テロを頻発させ通商を寸断、貧困に陥った人々は連邦を憎みテロに走る。

傍目から見るとバカバカしい構図が形成され、地球と宇宙という対立が深刻化。

最終的に逆シャアで爆発し、シャアがアクシズ落としをしようとする。


さて、ここで不思議な事態が発生する。

最近のコロニー事情では、この頃は既に資源も食料もコロニーの生産のほうが地球を上回っているらしい。

ジオン共和国大統領は既に地球は必要無いと判断、ネオジオンや袖付きに援助する。

なのに、コロニー市民は地球の税に怒り、テロに参加しなければならないほど貧困なのだ。


一体どこがそんなに金を持っていくのか。

連邦政府高官? 確かにその通りかもしれない。

しかし、そもそもが税を取るには遠すぎる、テロ等で通商が寸断されるなら税はテロ組織に行くわけだ。

そして、テロ組織はMSや戦艦等を欲し、それをアナハイムに注文しアナハイムはそれを渡す。

連邦から新しいMSの発注を受けるために、敵は大きい方がいいからだ。


こやってアナハイムは金を循環させる、つまりテロリスト予備軍であるスペースノイドはお客様と言える。

ジオンとアナハイムは共犯者であり、アナハイムの筆頭株主であるビストも同様。

一年戦争の後の残党との闘いは全てアナハイムの関わった茶番だと言っていい。

0083のトリントン基地ガトー侵入やGP04ガーベラがガーベラテトラとして提供されている事。

Zにおいてエゥーゴを作りティターンズと敵対しながら、ティターンズにマラサイ等を提供していた。

逆シャアのネオジオンMSは全てアナハイム制作だし、UCのシナンジュ等もアナハイム製だ。

そうして戦争の両側に武器を提供して儲けながら、その被害は知らないふりをする。

ビスト家は俺にとって最大級の敵であるという事だ。


「抵抗してもかまわないが、500人の兵と戦車に敵うかね?」

「ッ!」


アナハイムはMS擬きを作っていた事から恐らく、既にそういう知識を多少は持っているんだろう。

しかし、ザクとは比べ物にならないレベルだ。

今のうちに消しておけば、戦後の残党退治は激減するだろう。

もちろん、スペースノイドが宇宙の天下を取らない事も重要だ。

今いる宇宙市民達を殺させない事、それが今後の平和につながるのは間違いないだろう。


「それで、サイアム・ビスト氏はどこにいる?

 言っておいた方が身のためだと思うが」

「……」

「まあいい、箱の方は見つかったようだな」

「ッ!」

「箱の周囲にコールドスリープ装置が無いか探せ!」


箱、そう言ってはいるが実際の所はハニカム構造になった特殊な壁そのものだ。

連邦憲章の石碑はそのハニカム構造の凹み部分に浮き出してくるようになっている。

侵入される事が無かっただろうというのもあるが、警備の厳重さを考えればそうそう見つからないだろう。


「コールドスリープ装置、見つかりました!」

「さて。これで君たちを逮捕する要件は満たしたな」

「何故だ! 何故こうも強引な手を打った!? 我らは連邦を刺激しない程度の頼みしかしなかったはずだ!」


カーディアス・ビストはバカバカしい事を聞いて来る。

だが、原作においては誰もその事を突っ込まなかったのだから、考えに至らなくてもおかしくはないのか。


「お前達のせいで何億人どころか何十億という人間が死んでもおかしくなかったからだ」

「なんだと!?」

「お前達が地球連邦政府への怒りを持つのは好きにすればいい。

 だが、その連邦を強請って大きくなってきたのが貴様らだろう?

 なのにお前達はジオンと手を組んで戦争に関する情報を連邦に出し渋った。

 そして、ジオンに売った情報とコロニーの教化の見過ごしでこうしてぬくぬくとやっているんだろ?

 その結果、これから各サイドに無数の核が降り注ぐ事になる」

「ッ! 奴らとて戦後を見据えているならそこまでするはずが無いだろう!」

「見据えた結果だ。奴らは反抗勢力を皆殺しにする。そのためにMS1機1機に核バズーカを持たせている」

「そ、そんなはずは……」

「それが出来るプルトニウムを提供したのはどこだろうな?」

「ちっ、違う。それは我々がやった事ではない!」

「ならそれ以外については認めるんだな?」

「いっ、いや……」


恐らく確保元はクラナダ、しかし、この当時から既にクラナダにはアナハイムの手が及んでいる。

そうでなければ、戦後クラナダを掌握する事は出来なかっただろうし、残党との繋がりの確保も難しかったろう。

流石にこの言い回しは強引過ぎたが、無関係とは言えないだろう。


そもそも、彼らが箱を使って脅していた連邦政府の重鎮。

元羊飼いのテロリストがどうやって脅したのか、そんな伝手があったとして殺されるのが関の山だ。

何故ならサイアムは個人でしかなく、相手はその気になれば軍の一部程度なら動かせる人間だ。

普通に考えて、そんな脅しに対して金を出すより殺した方が早い。


つまり、サイアムを守る事で利益がある権力と軍事力を持つ存在が間に必要になる。

そんなのいるか? と考えるだろうが、実の所いるにはいるのだ。

サイド3の権力者だ。

最初からそうだったとは言わないが、連邦の目が届きにくいからか独立の機運はあった。

あったからこそ、ジオン・ダイクンが政治家として成功したのだ。

そうして見るなら、サイド3とビスト家がズブズブになるのはある意味当然と言えるだろう。


「サイアムとカーディアス、それに抵抗してきた者達を皆連行しろ。

 戦争の種を撒いて、自分達はこうして高見の見物をしていた戦争犯罪人共だ!」

「ハッ!」


戦後の彼らをこうする事は出来なかっただろう。

権力は今の比ではなくなる、実質月の支配者になる彼らを排除出来たのは大きい。

戦後、連邦議員を巻き込み戦争ビジネスを展開されるのは御免被りたい。

これで戦後サイド3にも目が届きやすくはなっただろう。


「彼らがザビ家と繋がっていたのは理解しましたが、結局それは何なのですか?」

「大したものじゃないですよ。初代大統領が連邦議会にかける予定だった条文の最後の部分です」

「最後の部分?」

「地球連邦憲章 第七章・未来

 地球連邦政府は、大きな希望と期待を込めて、人類の未来のため、以下の項目を準備するものとする。

 第十五条

 一.地球圏外の生物学的な緊急事態に備え、地球連邦は研究と準備を拡充するものとする。

 二.将来、宇宙に適応した新人類の発生が認められた場合、その者たちを優先的に政府運営に参加させることとする」


馬鹿馬鹿しい文面である、大統領は夢見がちだったとしか思えない。

コンタクトして来た存在が友好的である可能性はどの程度か、そんなのは相手と向き合って彼決めればいい事だ。

人類から別種が生まれるという事は、旧種が絶滅する可能性をはらんでいるかなり怖い話なのを理解しているだろうか?


「宇宙人とのコンタクトがある可能性を考えた文面。

 そして、宇宙で変化した人類がいる可能性を考えた文面です。

 実際の所、夢見がちな条文でしかありませんが、貴女の父上が言ったニュータイプと新人類がぴったりはまる。

 そして、我らこそはニュータイプであるというギレンの言葉、何か感じませんか?」

「……もしかして」

「ギレンも恐らく知っているんでしょう。この文面を自分達の大義とするつもりなのでしょうね」


実際にギレンはそれを使った訳ではない、まあ戦争中にそんなのを披露されても大して影響はないだろう。

しかし、戦後ギレンが勝利した後ならどうか?

自分達が優良種であるという根拠の補足にはなっただろう、大義を果たしたのだと。

自分の権力を不動のものとする一助程度にはなったはずだ。


「随分と色々仕込んでくれていたものだと思います。

 ですが、これは逆用も可能であると言える」

「逆用ですか?」

「そう、この文面には新人類の基準なんてものは書かれていない。

 ならば貴女が我こそはと言えばいいのです」

「私が?」

「そう、そのために私はいろいろな所と交渉しました。

 その結果、これがあるならば宇宙市民の連邦議員を押し込むのは可能であるという事になりました」

「ッ!?」

「世論を形成する必要がありますが、成功すれば宇宙市民の声を連邦政府に届ける事が可能になります。

 それが、彼らの希望になりうる。そして同時に我こそは優良種というギレンに対する事も可能となる」

「そういう事ですか……ですが私はまだ16歳ですよ?」

「姫には騎士もおりましょう」

「なっ!?」


俺は視線をラル中佐に向ける。

まあ、彼とは限らないが。要はスペースノイドの議員を押し込みさえすればいい。

どのみち、連邦議員の選挙まではまだ時間がある。

彼女が立ったという事さえ表明すれば、勢力を作る事が可能だろう。


まあ、すぐさまというのは難しいかもしれないが表明によって暴動に影響を与える事は可能だ。

今はそれだけでも十分だろう。










あとがき


今回はかなり推測混じっており、内容の正確性は微妙な所があります。

ただ、サイアム・ビストが成功したのが何故なのかは語られておらず。

脅して脅せる相手ではない事を考えると、

何かを味方につけなければアナハイムの株主にすらなれなかったでしょう。

いくら連邦議員の脇が甘かろうと、テロリストの口封じまでやったのがその議員なのでしょうから。

まあ、恐れたのはテロを行う能力のほうでしょうし、残ったのがサイアムだけなら対処は可能なはずです。

それが出来なかったとするなら、殺せない理由があったという事になります。

サイド3以外のサイドや月、他の連邦議員がバックに付く可能性も無いとは言えないですが、利益が薄い。

連邦を脅して肥え太るサイアムを抱えて得をするのはやはりサイド3しかないでしょう。


しかし、かなりヘイトの高い作品になって来ました。

ついてこれる人いるかな(汗)



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