Release 0シルフェニアRiverside Hole

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■319 / 8階層)  LIGHT AND KNIGHT 九話
□投稿者/ マーク -(2006/07/23(Sun) 06:31:40)




    ―トサッ
    崩れるようにして倒れ行く少女の身体を起き上がって支える。
    呼吸ははっきりしており、力尽きて気絶しただけだと分かる。
    初め会った時こそ疑っていたが、彼女の素性を聞いてあり得ないと、
    打ち消した、一つの疑惑。
    それが今、証明された。
    ―聖女の奇跡―
    もはや、間違いはあるまい。
    自分を死の淵から救った彼女の力はそれ以外なんだというのか。
    だが、しかし、ならばこそ彼女の存在は異質だろう。
    史上初の異族の『聖女』
    それが知れ渡れば、何が起きるか考えたくも無い。
    何より彼女が危険だ。
    教会が彼女を知れば間違いなく、排除するだろう。
    なのに、教会のものである自分を救った意図は分からない。
    けれど、救われたこの命ですべきことは分かる。
    彼女の手に握られた護符を受け取り、両手で構え、横に振るう。
    そして、刀身が現れる。
    自分の身長の二倍はあろうかという光で出来た刀身の大剣。
    光の刀身ゆえに重量は無いに等しい。
    更に自身の力を込め、刀身に纏わせる。
    神木の柄に光の刀身、切断力の刃。
    それを両手で振るい、腰を落とす。
    距離にしておよそ五十歩先、鬼は動かず、良く見れば自己を修復させている。
    そして修復が終わったのか顔を上げ、咆哮する。
    そして、それを合図に両者が動く。
    重さを持たぬ光剣を両手で握ったまま、一直線にかける。
    身体が軽い。傷は全快どころか、初めよりも調子が良い。
    おそらく、彼女の奇跡が肉体を活性化させているのだろう。
    鬼はその進路を阻むよう何十本もの鉄のツルを奔らせる。

    「でえええいっ!!」

    疾走をやめることなく、号砲とともに、一閃、二閃、三閃!
    一太刀ごとに、ツルを十本単位で砕き、三閃で全てのツルを破砕する。
    砕けたツルが実体を失い、光の浄化能力によって魔素に還っていく小さな
    煌きの中を突っ切り、更に速度を上げる。
    再び、鬼はツルを奔らせる。
    が今度のツルは鉄ではなく、水。
    水のツルは数十本を一つにまとめ、巨大な水の矛と化す。
    巨大な水槍は先ほどの間欠泉同様、その質量と勢いでこちらを吹き飛ばすだろう。
    それに対して剣を上段に両手で構え、目前に迫った水槍に真上から叩きつける。
    衝撃を持って槍は破砕、飛沫と化して散り行く。
    衝撃にやや、速度が奪われるがそれを取り戻すように尚も加速、前へと進軍する。
    既に、距離は二十歩をきっている。
    もはや、数歩先は決着の間合いだ。
    それを向こうも分かっているのだろう。
    今までよりもさらに熾烈な攻めを繰り出す。
    全てのツルをお互いを結ぶ最短距離に走らせる。
    それを高速で振り回す大剣を持って道を切り開く。
    しかし、その物量ゆえに加速は見るも明らかに殺される。
    そこに鬼はツルを走らせながら、その顎を開く。
    そこに生まれる色彩は赤。
    赤き焔が口内に生まれ、吐き出される。
    一度にて三連射。
    自身よりも一回り大きい灼熱の炎弾が続けて吐き出される。
    それを今まで同様、剣の間合いにて打ち砕く。
    ―だが、それは今までと違った。
    切った炎弾は砕き、散ることはなく火の粉と熱を持って刀身とレイスに纏わりつく。
    それは、剣が炎弾を浄化できなったということ。
    そに理由は剣の核となる神木の刀身。
    木と火の関係は生成の関係。
    木は火を生み出すものであり、たとえ、浄化のが念とはいえ、火を消すという事象とはあまりにも矛盾する。
    結果、剣に宿る魔力、魔術の浄化能力が働かなかったのだ。
    それを鬼もまた気付く。
    鬼はその顎から先ほどより小型な、されど無視できぬ規模の火を幾重も生み出し、
    吐き出し続ける。
    繰り出される炎弾を両断しながらも、その熱と火の粉に身体を焼かれ、
    ついに、レイスが徐々に後退していく。
    繰り出される炎弾はバラつきがあるもののレイスの立つ位置とその前方にのみ
    集中している。
    かわすのはおそらく簡単だ。
    それをしないのは単に彼の後ろに眠る存在。
    彼が炎弾を対処せず、そこから離れれば炎弾は全て後ろの彼女に向かうだろう。
    故に、彼女を守るためにもそれは出来ない。
    しかし、このままでは自分が倒れるということも分かっている。
    故に、強引にでも突破する必要がある。
    そして、彼はじりじりと後ずさりながらもそのときを待つ。
    そして、幾ばもなく、そのときは訪れる。
    鬼の火球が止む。
    それも一瞬、鬼は巨大な一撃のためのタメに一瞬、息を吸うために炎弾が途切れる。途切れると同時に、レイスもまた構える。
    剣は右手に、身を屈め、走り出す走者のように、引き絞られた弓のごとく、
    自身の体に力を込める。
    一瞬の硬直、それを破るようにして、鬼が顎に溜まった灼熱を吐き出す。
    繰り出されるは正確無比、一点の狂いもなく直後に続く、高速の焔の五連弾。
    対するレイスは放たれた矢のごとく、地を蹴り、飛ぶ。
    向かうは鬼の顔、炎弾の進む進路を逆より進む。
    衝突―接触した火球を右手より突き出した剣を持って突貫する。
    剣に纏わせた刃を自身のイメージにおいて加工する。
    描くは螺旋、渦巻く刃。

    「あああーーーーー!!!」

    咆哮、叫びを持って、続く焔を一つづつ貫通していく。
    貫かれた火球はその場で飛散し、消えていく。
    しかし、焔の中に飛び込んだレイスは灼熱によりて皮膚を焼いていく。
    それでも、剣も意思も手放さず、炎の中を抜けていく。
    時間にして数秒にもみたず、五つの炎を貫通する。
    そして、その勢いのまま身体を、全身のひねりを持って鬼の胸に剣を突き刺す。
    深々と刺さった剣の先は背を抜け、貫く。
    そこからさらに、剣を引き、その身を両断せんとす。
    しかし、突き刺さった剣はどれだけ力を込めようと微動だにしない。
    剣を縫いとめられその隙に、鬼の両手が動く。
    両の拳で潰そうという動きだ。
    しかし―

    「いや、終わりだ」

    微動だにしない、剣の柄を両手で握り、彼女の名を叫ぶ。
    言葉と共に、柄の先から刀身が消えていく。
    だが、刀身の光は消滅ではない。
    刀身から離れた光は行き場を求め、鬼の身体に進入する。
    されど、その光は浄化の光。
    流れ込む光は鬼の身体を駆け巡り、浄化する。
    しかし、自身が崩壊する中、鬼はその力を振り絞り、拳を振るう。
    浄化の速度よりも振るわれる拳のほうが遥かに速い。
    しかし、それに対する術は無い。
    故に、レイスは自身の手にある剣に全ての力を注ぐ。

    「ーーーーーー!!」

    もはや、これにならぬ、咆哮。
    拳が届く寸前、神木が砕け、光の本流が鬼の身体を吹き飛ばした。




    ッタ―

    「っ!」

    光の本流が止み、支えをうしない地面に叩きつけられる寸でのところで
    着地する。
    と、同時に身体に急激な脱力感が発生する。
    剣を失い、彼女の加護が消えたためであろう。
    今にも崩れそうな足に力をいれ立ち上がり、前を見る。
    視線の先には式神を失うも、顔色一つ変えずたつ男の姿。

    「どうやら、勝負あったようですね」

    そういって微笑し、こちらを見やる。
    確かにもはやこちらに戦う力は残っていない。
    だが、それ絵でもここで負けを認めることは出来なかった。
    闘志をあらわにし、身構え、戦闘続行の意思を見せる。
    しかし、その姿に男は顔を背け笑いを堪える。

    「何が可笑しい」

    分かっている。
    自分でも馬鹿なことをやっていることぐらい。
    しかし、彼の言葉をその思いを斜め上に行くものだった。

    「勘違いしているようですが、勝負あったというのは私の負けだということです」
    「・・・・・・・・えっ?」

    意味を理解するのを数秒かかり、理解したと同時に気の抜けた声が出る。

    「ご安心を、これ以上、光様に危害を加えるつもりはございません」

    とりあえず、敵意は感じられず、手足の力を抜く。
    そして、男の言った言葉の違和感に気付く。

    「光様?」
    「ええ、先ほど、わが師との約束と申しましたが、
     その師とは光様のお父上なのです」
    「なっ!?」
    「驚くのも無理は無いでしょう。
     ですが橘はわが師、ソウゲン様の姓。
     そしてその娘の名は光と名付けられたそうです」
    「では、彼女のことを知ってて戦ったのか。
     何故?」
    「約束です」

    まただ、この男と彼女を結ぶ鍵は、どうもその約束が重要らしい。

    「その約束とは?」
    「私たちとソウゲン様はあるものを求め、この地にやってきました。
     一つは祖国の守りの力を、そしてもう一つは浄化の力。
     蓬莱には元々、瘴気といった魔を払う力を持った者がいました。
     しかし、時代を経てその力は弱まり、今では形だけの存在です。
     故に、いづれ来るやも知れぬ危機のために祓いが必要となったのです」
    「祓い、それはつまり聖女やこの神木の力か」
    「ええ、我らは力を、ソウゲンは祓いを得ることを約束し、この地に
     訪れました。それが約束です。しかし―」

    そこで一度切り、沈痛な面向きで言葉を続ける。

    「およそ十数年前を境にソウゲン様から便りが途絶えました。
     最後にあった連絡は妻と娘が出来たこと。
     そして、あとは娘の名についてだけでした。
     その後の、足取りは掴めず、最近になってようやくソウゲン様の
     死を知りました。
     ゆえに、心半ばで死したソウゲン様の無念を晴らすべく、神木の元へと
     来ましたが、どうやら不要だったようですね」

    そういって、目を向けた先に釣られて目をやる。
    そこには穏やかに寝入り、舟をこぐヒカルの姿がある。

    「聖女の奇跡、ソウゲン様の死もそのためなのでしょう」
    「―どういいうことだ?」
    「ソウゲン様は、教会の手により亡くなられました」
    「―!」

    予想など出来たはずなのに、その言葉に打ちのめされる。
    自分が彼女の父の仇と同じだということに。
    そんな思いに気付かず、男は尚も言葉を続ける。

    「ソウゲン様は既に祓いを得ていた。
     そして、その祓い手により私の最強が砕かれた以上、もはや約束は終わりです」
    「そうか。
     ・・・なぜ、僕に話した?」
    「あなたが、光様に選ばれた故に。
     どうか、光様の下へ」

    そういって、深々と頭を下げてくる。
    言われるまでも無く、背を向け、ヒカルの元へ歩く。
    穏やかな寝顔を彼女を抱えて、歩く。
    歩く先は天に届くかという巨大な木の下。
    彼女を下ろして、その幹に持たれかけさせ、自分も神木にもたれ掛かる。
    ―疲れた。
    一息つくと、直ぐに眠気がやってくる。
    そして、いつしか穏やかに眠りについていた。















    「ううううう」
    「はいはい、唸らない唸らない」

    唸る私とそれをなだめるレイスの姿。
    二人がいるのは木で出来た小屋の中。

    「何で、神木を守った私が軟禁なんかされなきゃならないの!?」
    「まあ、神木周辺への不法侵入は罪に問われるからね。
     軟禁ですんでるだけマシだよ」

    そう、今私はこの小屋にて軟禁されている。
    というのも、神木の付近で派手にやった挙句、レイスが最後に私の光を
    暴走させた所為で大量の光が生じ、それが外から観測されて内部の異常に
    気付いたそうだ。
    丁度の時には私とレイスは戦いの疲れから逃走も出来ず、そのまま捕縛。
    一応、犯人の術者の自供と、捕縛者が教会には珍しい良心的だったのと、
    そして、連れが教会の人間だったということで私のひとまず軟禁という
    処置に落ち着いている。
    そう、一緒にいるレイスはつまり見張りなのだ。

    「ああ、もう。
     まだ、出ちゃ駄目なわけ!?」
    「というか、処置に困ってるんだよね。
     神木を守ったのはいいけど、あいにく君は混血だし。
     一部はそんなのとっとと始末しろといってるけど、他の人には
     無罪放免を唱えている人もいるみたいだし」
    「いつになったらでれるのよ〜〜〜」

    毎日、同じようなことを言ってるため新鮮味が失せたのかレイスの対応が
    おざなりになってきたのを感じる。
    そうこうしてると、何やら外が騒がしい。
    気になって耳をそばだたせると足音と途切れ途切れに声が聞こえてくる。

    『だか・・・・・・っと開・・・・・ら』
    『で・・・・が・・・・・・・・・の・・・定・・・は』
    『これが・・・・・・・の・・・・・・だ。
     とっとと・・・・・よ』

    話し声は三つ。
    会話から判断するに、外の見張りと客が二人といったところか。
    やがて足音が止み、扉の前に何者かが着く。
    そして、勢い良く扉が開き―

    「ヒカルーー!!」

    小さな人影が一直線に猛スピードで突っ込んでくる。
    避けることもかなわず、その猛烈な体当たりを身体で受けることになる。
    もっとも、元々小柄な身体では大した威力にはならなかった。

    「ったた、アスト?」
    「そうだよ〜〜〜」

    そういって胸に顔をうずめ頬ずりしてくるのは数年前まで共に暮らしてた
    妹分の獣人の少女、アスト・テアトリクスだ。
    ―だが、彼女が引き取られた先は・・・
    それを思い出した瞬間、全身の血が引き、慌てて今だ開いたままのドアを見やる。
    そこには想像通りの人影が見える。
    燃えるようなドレスを身に纏った美しき女性。
    まさしく、女傑という言葉が似合いそうなその女性を自分は知っていた。 

    「イッ、イーリス様!?」
    「ふむ、息災な様だなヒカルよ」

    そう、目の前に立つその女性こそが私たちの住まう帝国アヴァロンを治める
    女傑、皇女イーリス・ヴェルヌ・アヴァロン様なのだ!
    そんな大人物と知り合いなのも単に彼女に引き取られたアストのお陰。
    今、思い出しても、知らなかったとはいえ、あのような物言いをして良く首が
    飛ばなかったというものだ。
    正直、もはや、二度と顔を合わすことも無いと思っていたのだが!!

    「あっ、あの、こちらへは何様で?」

    自分でも笑ってしまうぐらい下手に出てるが、これは申し方が無い。
    正直、最も私の中では恐ろしく、苦手な人物として君臨しているのだ。

    「くく、そう怯えずとも良い。
     貴様が神木の事件を解決し、軟禁されてると聞いてな。
     アストたっての頼みで、教会に開放するよう要求したのだ。
     そして、アストがお主に会いたいというが、一人で行かせる訳にもいかずな。
     私もここまでついて来たと言うわけだ」

    なんちゅうことを。
    まあ、イーリス様はそこいらのものより数倍、それこそ私やレイスでもおそらく
    手も足も出ずに負けるような超凄腕の魔法剣士だ。
    誰かに遅れをとるなどということはあるまい。
    弱点といえばアストがそうといえばそうだが、この場合アストは弱点は弱点でも、
    竜の逆鱗だ。
    何かすれば、おそらく生きてきたことを後悔するような目にあうだろう。

    「とにかく、話はついた。
     このような狭い山小屋からとっとと出るがいい」
    「っは、はい」

    慌てて返事をし、早々に小屋を出る。
    数日振りの太陽の光に目が繰らぬがそれさえも心地よい。
    そのまま、歩こうとし、気付く。

    「レイス。どうしたの?」

    そこで立ち止まって進まないレイスに振りかえり、言葉を投げかける。

    「君が解放された以上、もうここに僕がいる意味は無い」
    「え、そうね、だから―」
    「ここってのは、この国にいる意味は無いってことさ」
    「―えっ?」

    一瞬、言ってる意味が分からない。
    この国にいる意味が無いって。

    「もともと、僕はいろんな国を回っていてね。
     そろそろ、別の国を回るとするよ」
    「えっ、あっ、そうなんだ・・・」

    行かないで・・・なんて言えるはずも無かった。
    彼を縛る理由も意味も私には無い。
    その上、彼は私の最大の秘密を黙っていてくれている。
    迷惑をかけるのは嫌だった。

    「このまま行っちゃうの?」
    「いや、準備に丸二日はかかるからね。
     出るのは明々後日の正午の列車になるかな。
     気が向いたらで良いから、見送りに来て欲しい。
     じゃあ」
    「あっ」

    そういって、声をかけるまもなく、レイスは行ってしまう。
    私に何かできることは無いかな?
    ・・・・・・そうだ。

    「あの、イーリス様、少しお願いが―」








    ―シュー

    目の前に蒸気を吐いて鉄の車が止まる。
    この列車が出るまであと五分。
    やっぱり彼女は来なかったか。
    少し、未練だ。
    やがてその未練を振り払うように、列車に乗り込む。
    が、そこに―

    「レイスーーーーー!!」

    名を呼ばれ、振り返る。
    そこには駅まで走ってくる、少女の姿。
    少女は動き出した列車に向けてその手に持った紙の袋を大きく
    振りかぶって投げる。
    投じられた袋を慌てて掴み確保する。
    その様子を見て、袋がしっかり自分の手に掴まれたのを見て
    大きく息を吸い―

    「またねーーーー!」

    大声でそう言った。
    彼女は最後に別れではない再会の言葉を言った。
    それは―

    「期待して良いってことかな」

    そう笑いながら、渡された袋を見る。
    その中にはやや硬い二つの物が入っていた。

    「ははは」

    笑いがこみ上げてきた。
    彼女はこれを作っていて遅れたらしい。
    手に掴まれたのは二つの木の棒。
    柄の形の綺麗に切り揃えられた神木の枝だ。
    その柄には唯一の装飾として彼女の名が加護として彫られている。
    その名を見ながら、彼女の覚えていない彼女との最初の出会いを思い出す。
    それは数年前、自分が学園都市で魔術師を目指したころ。
    瀕死の自分を救った金の髪の聖女の姿。
    それが自分の全てを変えた。
    彼女と共にありたく、彼女の役に立ちたく、彼女を守るために力を望み、
    魔術を捨てて剣の腕を磨いた。
    彼女に会いたく、教会へと入った。
    しかし、教会の聖女は彼女ではなかった。
    諦めていた、しかし、やっと彼女を見つけた。
    両手の剣に誓いを立てる。
    強くなろう、彼女と共にあるために。
    強くなろう、彼女の横に立つために。
    強くなろう、彼女を守れるように。
    強くなろう、彼女の件に誇れるように。






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