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■220 / 10階層)  捜し、求めるもの 第五幕 中篇
□投稿者/ ルーン -(2005/07/20(Wed) 18:33:56)
     「うわ〜、広くて眺めもバッチリだよ、姉様!」
     部屋に着いた途端に、声を弾ませながら、ついでに体も弾ませるセリス。
     そんな妹に苦笑しながらも、確かに部屋は広いし、窓から見える風景も奇麗だと思うエルリス。
     一番後に部屋へと入って来たユナは、魔力の話をどう切り出したものかと迷いながならも、二人が落ち着くのを待つ事にした。
     ちなみにキリは、そんな主や姉妹の事には我関せずと、部屋に着くなり部屋の隅で丸くなっている。
     「こら、セリス! そんなに騒がないの!! ごめんねユナ、騒がしい妹で」
     本当に申し訳無さそうに謝るエルリスの姿に、ユナはこの姉妹が見た目通り悪い人物ではないと判断した。
     「別に気にしなくて良いわよ。幸い此処は離れだし、少し騒いだところで、隣に迷惑を掛けるって事も無いでしょうし」
     「そのことだけど、本当に良いの? 私たちはご飯代だけ良いなんて……」
     バツが悪そうに言うエルリスに、ふと気が付けば、セリスもバツが悪そうな顔でユナの顔を見ていた。
     宿帳に名前を明記したあとに、宿泊費のことを尋ねたエルリスは、ユナから部屋代は良いから、食事代のみで良いといわれていたのだ。
     ユナはそのことで、エルリスとセリスが引け目を感じているのを察する。
     どうしようかと考えを巡らしたユナは、二人に現実的問題を突きつける事にした。
     「そんなに言うなら、半分払う?」
     「うん。そうしてくれた方が私達も寛げるしね」
     そのエルリスの言葉に、ユナは意地悪な笑みを浮かべた。
     「でも……この離れって、半分でもこれだけの金額になるけど?」
     そう言ってユナは、紙にさらさらとこの離れ一泊分の半分の値段を書いて、エルリスに差し出した。
     ユナのその笑みに嫌な予感がしつつも、差し出された紙にこわごわと目を落とす。
     「……ふみゃっ!!」
     意味不明は言葉を残しつつ、パタリと倒れるエルリス。
     「ね、姉様!?」
     慌ててセリスが駆け寄り、エルリスの様子を診る。
     「……良かった〜。ただ気絶しているだけみたい。でも、気絶するほどの金額だったのかな?」
     止せば良いのに、好奇心旺盛なセリスは姉が気絶した原因の紙を拾い、目を通した。
     「……る、るぅ!?」
     驚きの声をあげ、やはり姉と同じく気絶するセリス。
     そんな二人をユナは、額に指を当てて、どうしたものかと考え込む。
     キリはそんな主を見て、自業自得だとも言いた気に、隠そうともせずに盛大な欠伸をした。
     「ギャン?!」
     そんなキリの態度が気に食わなかったのか、ユナの飛び蹴りが奇麗にキリの脇腹えと突き刺さり、キリは苦悶の声をあげた。



     「で、どうするの?」
     目が覚めた二人にユナが聞くと、二人は先ほどの金額を思い出してか顔色を悪くし、
     「うぅ、寛げなくても良いです」
     涙目の姉の言葉に、セリスも何度も頷く。
     どうやら心の問題よりも、お金という現実的問題の前に、双子の姉妹は敗北を喫したのだった。
     「そう。でも、別に寛いでも良いわよ。元々一人で支払う予定だったし」
     そんなユナの淡々とした物言いに、エルリスはふと疑問に思った事を口にした。
     「でもユナって、これほどのお金をぽんと出せるなんて、どこかの良い所のお嬢様だったりする?」
     「お嬢様って、私は別に良家の娘じゃないわよ。そりゃあ確かに、死んだ両親は生活するうえで困らないだけのお金は残してくれたけどね。今回使った分のお金はまた別よ。これは、私が自分で働いて稼いだお金だからね。誰に気兼ねする事無く、自由に使えるお金なの」
     ユナのその説明にエルリスは俯くと、小声で一言「ごめん」と謝った。
     いきなり謝られたユナは分けが分からずに、エルリスの妹のセリスの方を窺うが、セリスの方も居心地が悪そうにもじもじしていた。
     ますます分けが分からなくなり、混乱するユナだったが、自分が発した言葉を思い返してみる。
     あ、と何かに気が付いた顔をし、バツの悪い顔をした。
     二人の態度が急変した理由が、おそらくは自分が発した『両親の遺産』という言葉が原因だろうと、思い至ったからだ。
     どうしたものかと考え込むユナだったが、結局は重い空気を振り払うために、
     「ああ、別に気にすることないわ。もう五年以上も前の事だし、それに天涯孤独の身って分けでもないしね」
     ひらひらと手を振りながら、いたって軽い調子で言った。
     そのユナの気遣いに気が付いたのか、それともその軽い調子に騙されたのか、双子の姉妹は顔を上げた。
     「……そう? なら、いいんだけど……私達も両親を無くしているから、そう言う辛さは知ってるから」
     姉の言葉に両親のことを思い出したのか、セリスは寂しげな顔をする。
     「……そうなんだ、エルリスたちも両親を……。姉妹二人きりか……ますます私に似てるね。もっとも、私の場合はお義兄ちゃんだけどね」
     「お兄ちゃん? ユナにはお兄ちゃんがいるんだ〜」
     兄という言葉にセリスは反応し、きらきらと瞳を輝かせる。
     「そう、お義兄ちゃん。もっとも、今は何処で何をしているのやら……」
     「え? どういうこと?」
     「ちょ、ちょっとセリス!!」
     無邪気に尋ねるセリスに、エルリスが慌てて制止の声をあげる。
     「ああ、別に気にしなくてもいいわよ。ただ、ちょっと行方不明なだけだから」
     さらりと問題発言をするユナに、二人の動きが止まった。
     どれくらいそうしていたか、やっとの思いで再起動を果したエルリスが、震える声でユナに尋ねる。
     「ゆ、ユナ? そんなさらりと行方不明って……大事じゃないの!?」
     あたふたと他人事なのに慌てる二人に、ユナは顔を俯かせて暗い、暗い声で答える。
     「ふふ、ふふふふ、大丈夫よ。私のお義兄ちゃん強いから、絶対に生きてるわ。第一、お義兄ちゃんは超絶的な方向音痴なのよ。それなのに、それなのにお義兄ちゃんときたら……馬車で町まで帰らずに、徒歩で帰るなんて無謀にも言い出して……」
     ぷるぷると全身が細かく震えるユナ。
     そんなユナの様子に姉妹は数歩後ずさり、従順たる僕の筈のキリは部屋の隅まで退避していた。
     「結果はご覧の通り。見事に迷子になってくれちゃって、まあ!! うふふふふふ、見つけたらどうしてくれようかしら? 今度こそその身に自分が方向音痴だっていう自覚を刻み込むしかないわよね? ふふふ、楽しみに待ってねお義兄ちゃん。ふふ、うふふふふ、うふふふふふふふ……」
     顔を俯かせている為に、長い髪に隠れてユナの表情は見えなかったが、見えなくて良かったと姉妹は思った。
     おそらく今のユナの表情を見たら、一生もののトラウマになるだろう事は推測できた。
     それほど、今のユナの声と纏っている雰囲気は恐ろしいものだった。
     その一方で姉妹は、今だ見た事の無いユナの兄に対して、静かに黙祷を捧げていた。



     溜まっていた心のうちを漏らした事ですっきりしたのか、ユナは普段の落ち着きを取り戻していた。
     そんなユナにエルリスは恐る恐る声を掛ける。
     「ゆ、ユナ? もう大丈夫なの? っと言うか、話し掛けても大丈夫?」
     セリスは恐々といった様子で、姉の背に隠れながらユナの様子を窺う。
     ゆらりとユナがゆっくりと顔を上げ、姉妹の方を向いた。
     「……ええ、もう大丈夫。ごめんなさい。親友にも言われてたんだけど、どうも私ってお義兄ちゃんの事となると周りが見えなくなるみたいなのよね」
     そのユナの言葉に、姉妹はほっと胸を撫で下ろす。
     「まあ、私もセリスに何かあったら、いてもたってもいられなくなるから、ユナの気持ちも分かるわ」
     「うんうん。僕も姉様になにかあったら、平静じゃいられないよ。だから、ユナが気にする事無いよ!」
     その二人の励ましにユナは感謝を述べ、本題に入る事にした。
     「そう言えば、私も訊きたいことが在ったのよ」
     「訊きたいこと?」
     「僕たちに? 答えられる事だったら、答えるよ」
     「貴方たち、いったい何者?」
     この質問に姉妹は疑問符を顔に浮かべる。ユナの質問の意味が、いまいち分からなかったからだ。
     「何者って……どういう意味?」
     「姉様は姉様だし、僕は僕だよ?」
     怪訝そうに返答する姉妹に、ユナは質問の仕方が悪かったかと、顔を手で覆った。
     今度は慎重に言葉を選び口にしようとするが、結局は面倒くさくなって単刀直入に訊く事にした。
     「ごめん、言い方が悪かったわね。単刀直入に訊くわね。貴方たちの魔力、いったいなんなの? セリスの方は異常とまで言える莫大な魔力を感じるし。でもこれはまだ納得もできるし、理解もできる。問題はエルリスの方なのよ。何だか人間じゃない魔力を感じるのよね。魔族や獣人といった血が流れているとも思えないし、何よりも私が感じるには、人間に別の何かがとり憑いていると言うべきか……。それも少し違うかな……どちらかと言えば、エルリスと何かが融合しているって感じかな? ……兎も角、普通の人間じゃありえない魔力を感じるのよ。っで、もう一度訊くわね。貴女たちはいったい何者なの?」
     ユナの言葉の途中で身を硬くし、僅かにユナから身を遠ざける。
     姉妹の雰囲気は一変し、さきほどまでのどこか緩んだ雰囲気ではなく、顔を強張らせ、ユナの一挙一動を見逃すまいと警戒していた。
     「何故、それをユナが知ってるの?」
     言った覚えは無いと、エルリスは背後にセリスを庇いながら、固い口調でユナに問いただす。
     セリスは二人の様子におろおろとしながらも、厳しい目をユナに向けていた。
     そんな二人にユナは深い溜息を吐く。
     「あー、やっぱりこうなっちゃうか。まあ、二人の様子から気付いてないと思っていたけど、本当にそうだったとわね」
     天井を見上げ、やれやれと首を振る。
     そんな呆れたと言わんばかりのユナの態度に、どこからともなく奇麗な装飾を施された一本の剣を手にしていた。
     それを目にしたセリスは驚きに目を見開かせる。
     「ね、姉様!? いくらなんでも、エレメンタルブレードを持ち出すなんてやり過ぎだよ!!」
     慌てるセリスに、エルリスは目で黙っているようにと言うと、エレメンタルブレードの切っ先をユナへと向けた。
     「ユナ、私の質問に答えてないわよ? ユナは良い人だし、私もセリスもユナを好きだから、できる事なら貴女を傷付けたくない。だから、私の質問にちゃんと答えて!」
     辛そうに顔を歪め、剣の切っ先が細かく振るえているが、その目は真剣そのものだった。
     万が一、ユナが自分たちに仇名す存在だったら、容赦はしないとその目が語っていた。
     姉の決意に押されてか、セリスも手に魔力を集め、戦闘準備を整えていた。
     ユナはそんな二人の様子をどこか眩しそうに見つめる。
     「その前にこっちも質問というか、確認したい事があるんだけど……いいかしら?」
     僅かに身動きしたキリを手で制すと、エルリスの目を見据える。
     「なに? でも、答えたくない事なら答えないわよ」
     「ああ、そんなに身構えなくても大丈夫よ。簡単な事だから。いままで貴女たち姉妹の周囲の人間で、魔法使いと呼べる存在はいた? いえ、多分いたんだしょうけど、その魔法使いの実力は? 宮廷魔法使いに入れるほどの腕はあった? それだけ教えてくれれば、エルリスたちの疑問にも答えてあげるわ」
     エルリスはユナの質問の意味がいまいち掴めずに眉を潜めるが、素直に答える事にした。
     「魔法使いと呼ばれる人は確かにいたわ。その人に私もセリスも魔法の基礎知識を教わったの。でも、実力は宮廷魔法使いに入れるほどじゃないって本人が言ってた。でも、それがどうかした?」
     エルリスの言葉にユナはやっぱりと頷くと、二人に向って説明を始めた。
     「なら話は簡単ね。いままで二人の周囲に高位の魔法使いがいなかったんじゃ仕方が無いでしょうけど、高位の魔法使いは魔力に敏感なのよ。もちろん、低位の魔法使いも魔力は感じられるけど、高位の魔法使いほど詳細に感じられないの。せいぜい、魔力の有無と表面的に感じられる魔力の量だけ。私みたいに、内面の魔力量と魔力の詳細は感じられないの。もっとも、高位の魔法使いは自分の魔力を制御できるし、隠すことも上手いけどね。でも貴方たち二人は、全然魔力を隠そうとしていないでしょう? それだと私ぐらいの実力者となると、まず貴方たち双子の魔力に気付くのよ」
     姉妹はユナの説明に目を見開いた。
     つまりは、高位の魔法使いなら、隠してもいない自分たちの魔力の大きさと違和感に気付くということ。
     それは拙い。
     エルリスは舌打ちしたいのを我慢し、どうするべきかを考えようとした。
     だが、セリスがそれをぶち壊す。
     よりにもよって、敵か味方かもいまのところ判明していないユナへと、
     「それじゃあ魔力って隠せるものなんだ! それに、ユナの言葉からだと制御もできるってことだよね?! ねえ、僕に魔力の制御の仕方教えてよ! お願い!! あんな、あんな思いはもう二度としたくないんだ!!」
     哀願にも似た叫び。
     その叫びにエルリスは悲痛な顔をした。
     あの事件がセリスの心を酷く傷付けたことを知っているだけに、セリスへの忠告の声をだせずにいた。
     ユナはその悲痛の叫びから、過去においてセリスが魔力を暴走させた事を察した。
     「それはいいわよ。と言うか、もともと魔力を制御できてなかったら、制御させる方法を教えるために貴方達に接触したんだし」
     「それって話が上手すぎない? 何か裏があるとしか思えない……」
     喜ぶセリスを脇目に、未だに警戒心と解かないエルリス。
     そんなエルリスの姿に、ユナは感心した。
     「(どうやら、セリスは世間知らずみたいだけど、エルリスは自分たちの特異性を理解しているみたいね。でもそれだと、私の話も素直には信じてもらえないだろうし……。だとすれば……仕方ないわね)」
     ユナはすっとエルリスの耳元に口を近づけると、セリスに聞こえないように小さな声で囁いた。
     ユナの突然の接近に、ぎょっと一瞬体が硬直したエルリスは、ユナを突き放す事もできずにユナの囁きを訊かされた。
     「ねえ、あの様子からだとセリス―――過去に魔力を暴走させた事があるでしょう。私はそれを防ぎたいだけ。エルリスなら分かっているでしょうけど、セリスの魔力が暴走したら周囲の被害も甚大なものになるわ。また、それでセリスの心を傷付けてもいいの? それに、このまま魔力を隠さないでいたら、教会か協会に目をつけられるわよ。エルリスもあの二つの組織に目はつけられたくないでしょう?」
     その言葉に、エルリスの顔が引き攣って固まった。
     そんなエルリスを、セリスは不思議そうに眺めている。
     教会と協会。
     ある立場の者の間では、絶対に関わり合いたくない組織名。
     それが教会と協会。
     教会は魔に属する者や、異端なモノを抹殺する組織。
     協会は魔法の発展のためなら、何をしでかすか分からない組織。
     教会の方に目をつけられれば、まず間違いなくエルリスは抹殺されるか、その異端さを徹底的に調べ上げられる。
     それに、人道的などと言った言葉は無い。
     協会の方に目をつけられれば、エルリスとセリス、両名とも魔法の発展の名のもとに、徹底的に調べ上げられるだろう。
     こちらも人道や倫理などは期待できない。
     そんな二つの組織に目をつけられる。
     それは死刑宣告よりも性質が悪い。
     いや、既に目をつけられている可能性もある。
     ならば、それ以上の危険性を犯す訳にはいかない。
     思考は一瞬。決断も一瞬。
     幸い目の前のユナ・アレイヤという人物は、短い付き合いだが信じられると確信していた。
     「(だって、人見知りの激しいセリスが懐いているんだから。少なくとも、悪い人じゃない。それは私も分かってる)」
     先ほどまでの警戒が嘘のように、その顔に笑顔を浮かべるエルリス。
     エルリスにセリスも、自分たちの特異性は嫌と言うほど知っていたが為に、警戒した事に越した事はなかったからだ。
     エルリスはある程度相手を観察し、言葉を交える事で相手が信用できるかを判断する。
     逆にセリスは、直感で相手が信用できるかできないかを判断している。
     その辺りの違いが、さきほどまでの二人の態度の違いにも表れていた。
     エレメンタルブレードを何処えとも無く消し去り、改めてエルリスはユナへと向き直った。
     「それじゃあユナ、お願い……できる?」
     上目遣いで頼むエルリスに、ユナは黙って頷いてみせた。
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