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■155 / 2階層)   Irregular Engage 弐、Misson01:お勤め先をGetせよ!!(U)
□投稿者/ カムナビ -(2005/02/17(Thu) 13:42:59)
    2005/02/24(Thu) 20:48:00 編集(投稿者)
    2005/02/17(Thu) 23:21:51 編集(投稿者)

    アイゼンブルグ中央6番街
    アイゼンブルグの領主城<フューラー城>から始まり、旧市街メインストリートをを通り、新市街のレーベンスホルン中央広場を経由して、新市街の商店街やマイスターロード、そしてアイゼンブルグ外部にあるアイゼンブルグ統合駅舎へと続く幾つかの通りのうちの1つであり、もっともサービス業などの第三次産業が集中する場所である。各地からの新鮮な食物などが入ってくるため、古くから名店や老舗と呼ばれる店が多く、各国からこの通りの味を求めて訪れる観光客も多い。
    そしてそこのとあるカフェテリア、フェリスはやたら気まずい気分だった。
    「皿14枚、グラス22個他にもエトセトラ、エトセトラ・・・・一日の戦果としてはどこぞの撃墜王いじょうだな?」
    皮肉気にグレッグはフェリスを白い目で見る。
    「だ、だって、あんなに持たされるなんて・・・・。」
    「あれが当たり前だ。慣れろ・・・・・っていうのは無理か。店主に本気で連れ帰ってくれって泣いて頼まれたぞ。後で、侘びに菓子包みでも持っていかないとまじで俺がへこむわ。」
    「うう・・・・言い返すことができません。」
    「反論したら、マジで剥いて放り出すぞ、たわけ。・・・・ともかく、飲め。」
    グレッグは目の前に置かれたカフェ・オレを指し示しつつ、彼は自分のコーヒーを飲む。
    彼女は穴があったら入りたいような心境で、カフェ・オレを口元へ運ぶ。
    (ったく、疫病神もいいとこだ・・・・。)
    今日一日この目の前の少女の勤め先を捜して、試しに知り合いの飲食店へと紹介してみたのが運のつき。落とすわ、壊すわ、やたらやりまくった挙句首にされたのであった。自業自得としかいいようがないが、それでもやりすぎだと思った。
    「こりゃ、多分明日から雇ってくれるとこなんてないぞ。ここは、そうゆう情報がすぐに伝わるからな。」
    びくっと震えるフェリス。
    「となると後残ってるのは・・・・・・・夜のお仕事関係か?」
    「ひ!?い、いやぁ・・・・・。」
    「冗談に決まってるだろ・・・・・そうゆう顔で俺を見るな。犯罪者扱いされている気分になる。」
    「ひ、ひどいです。冗談でも、そんなこと言うなんて・・。」
    「だってお前さん、売り子とかやっても絶対同じことやるし、二次産業関係はもってのほかだしな。」
    彼は再びそこで考える・・・・・。そして昨日渡された資料を思い出した。
    「そういや、君はマジェスティック12出身だったか?」
    「え、はい・・・・・。」
    彼女は胸のペンダントをはずすとチェーンのついた部分をすこしつまむ。するとペンダントの中心部の青い宝玉から光が飛び出て、空中でそれが平面を描いていく。
    そして、そこに彼女の写真が貼られ、そこの横に教皇庁をあらわすシンボルとM12という文字が浮かぶ。
    「無駄に高機能だな・・・・・ちなみに序列はどれくらいまでいったんだ?」
    「えと、<力天使(デュナメイス)>クラスです。」
    「序列第五位か・・・・その年でそこまでいけばたいしたものだな。よし・・すこし、まってろ。」

    そういって、電話のところへと向かったはグレッグの背中を見ながら、フェリスはため息をつく。
    (何をしているんでしょうか・・・・私は。)
    彼女はきわめて、ぶきっちょである。であるから、他人並みに同じ事をしようとすると時間がかかる。
    (それを直すために、修道院に入ったのに・・・。)
    結局は改善されていない。ただ、魔術については人並み以上どころか魔力察知能力とエーテルの操作能力では、まず100年に1度の人材といってよい。M12に推薦された理由もそれなのだが・・・・・。
    (もう・・・泣かないって決めたのに。)
    彼女はここに来る前にちょっとしたミスを犯した。大事には発展しなかったが、それでも彼女のその欠点から発展した事態でこのようなことになったという点で、彼女は気を病んでいた。それからチームメイトなどの励ましになどにより、多少は改善されたものの・・・・・心の中にしこりは残っていた。そんなとき、遠い親戚にあたるデフォン司教からこっちへの赴任の話をされ・・・今に至る。
    (駄目よ・・・フェリス、まだ何も終っていないのに。)
    「でも・・・もう・・・。」
    「何泣いてるんだ、君は。」
    もう泣きかけていたときにグレッグの声が横から響いた。

    (泣いている・・・のか?)
    電話を終えて、ふと席にもどってみるとフェリスは顔をうつむいていた。そして、その顔は今までにないほど、沈んでいる。
    (言い過ぎたか・・・・・・?)
    違うと彼は思った。あの顔は見たことがある・・・・そうかつてにもあの顔をしていたのは・・・・。
    「・・・・・俺か。くそっ」
    そう、彼は悪態をつくと、フェリスのそばへと寄っていく。
    「何泣いているんだ、君は。」
    「ふぇ・・・・・。い、いえ・・・泣いてなんか。」
    「無理はするな・・・・・・泣きたいならあとで思い切り泣かせてやる。ベットの上でな。」
    「へ・・・・・な、なんて破廉恥なこと言うんですかーーー!?」
    (うし、リペア完了)
    「さっさとここ出る準備しろ、仕事場が見つかったぞ。」
    「え・・・・・。そ、そんなさっきまでは・・・。」
    「都合が変わった・・・・知っているだろ。このアイゼンブルグの真実の姿を?そして今から案内するのは真実を虚実とするべく戦う防人の集いだ。」

    どうも〜〜。久々にグレッグ君の出番が多いです。でも次はまた元に戻りますw
    しかし、ちょっと苦しいなぁ。ネタがそろそろ・・・・まぁ、がんばりますけど
    さてそろそろ戦闘も始まるときですね。気合入れて書きましょう。では、いつもどおり感想よろしく〜〜




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