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■67 / 5階層)  "紅い魔鋼"――◇四話◆
□投稿者/ サム -(2004/11/21(Sun) 21:58:57)
     ◇ 第四話『天才の憂鬱』 ◆


    王国立総合学院。
    多種多様な人材を育てる総合学術機関として,国内でも名高い。

    ――学術都市リディル。
    学院が存在する大都市にして王都に最も近く,都市の前身が設立されてから1000年という年月を数える国内有数の歴史をもつ。
    その面積は広大で,北は山脈,東は海。西には広大な平原――貴族達が所有する大規模農園を持ち,王国の国内自給率をの大部分一手に引き受けてもいる。
    加えて都市部では第3次産業が盛んで,近年は情報産業関連の企業が多く起っている。
    王国工房やドライブエンジンメーカーの本社も軒並みこのリディルに集まり,その発展は拡大の一途を辿る。その勢いに陰りは見えない。

    王都に近い,と言うところもその原因の一つだ。
    王都には,国内でも最高の魔法使いや戦士,戦術士達で形成されている王宮直属の宮廷師団がある。
    近隣諸国でも知らぬものは居ない,強力無比な戦力だ。

    小さな犯罪などは都市警察機構や駐留している軍で大抵は対処可能だが,軍でも対応できないほどの人的災害――大規模なテロリズムや反乱,そして戦争になった場合は必ず彼等宮廷師団が出撃するだろう。
    そして即時に鎮圧してくれる。そう国民全体が信頼している。

    いわば抑止力だ。
    王都に近いと言う事――それはその抑止力の直接的な勢力圏内に位置する事で自らの身を守る――いわば自衛本能だろう。

    そんな,様々な思惑の絡んだ都市リディル。
    その中に学院は存在した。


     ▽  △

    学院に入る理由,志望動機。
    その中でも特に多い理由が"宮廷師団に入る"と言うものだ。
    そのため王国内の各地から,彼等のような秀才,天才達が集まってくる。

    そして入学してすぐ,自分達がそれほど突出した存在でない事を知る。

    本当の天才は格が違うと言う事を思い知るわけだ。
    勉学が優秀だったり身体能力に秀でていたりと言うのは,なんらアドバンテージにはならない。

    自らの才能を隠すものも居れば,潜在能力と経験の高さに気づかず平凡な影に隠れてしまう者も居る。
    だが,それとは真逆の性質を示すものもまた,居る。


     ▽  △

    彼女は生まれついての天才で,秀才で,努力家だ。
    真性の天才と言って良い。
    知識に貪欲で,しかし常に高みを目指す探求者でもある。

    彼女は魔法と言うものを常に愛している。
    愛しているからこそ,奥深くまで知りたい。

    魔力の微細精密制御にしても,どこまで可能なのか。
    駆動式を如何に無駄なく迅速に稼動させる事ができるか。

    その上で,美を求める。

    彼女は生まれついての天才で,研究者で,そして芸術家だった。


     ▽

    ウィリティア・スタインバーグ,19歳。
    魔法科に籍を置く女子学生で,現在第三過程生だ。

    見目麗しく可憐。
    高貴にして奔放。

    気品溢れる彼女は.王国の上流階級にある由緒正しい貴族で…要はお嬢様だ。

    彼女は常に高みにあった。
    下には興味も何も無く,ただただ純粋に高みを目指してきた結果だった。

    彼女の信念は

    ――己に負ける事勿れ。

    つまりは自分こそが最大のライバルにして超えねばならない壁である,という,その一言に尽きた。
    "最後まで諦めない","自分には絶対に負けない"と言うお嬢様らしからぬ根性は,そこで培われてきた。


     ▽


    ウィリティアは学院に通う生徒だ。
    しかし,かなりの学生が寮に入るのに対して,彼女はリディルに作られた別邸から通っている。
    心無い者が言うには

    ――高貴な血筋の御方は庶民とは暮らせないんだよ

    と言う事らしいのだが…実際は,単にウィリティアの父が過保護過ぎるだけらしい。


     ▽


    彼女の父スタインバーグ卿は,都市リディル西部の大規模農園を経営する貴族で,王国に多大なる貢献をしている。
    代々継いできたこの使命を彼はとても誇らしく思ってきた。
    そんな彼も恋をし結ばれ,そして待望の子供が生まれた。娘だった。
    現代において,貴族の世継ぎは男子でなければならないっ!などと言う堅苦しい決りはなく,そうでなくても初めて生まれた愛する我が子が娘である事に狂喜したスタインバーグ卿は,生来の心優しさがきわまって親ばかになった。

    物心ついた娘――ウィリティアが溜息をするほどの親バカっ振りだった。
    母はその父娘の様子を1歩引いたところから優しく微笑みながら見つめる奥ゆかしい人で,ウィリティアはどっちかと言うと母のほうが好きだった。
    …ともかく。

    高等過程を終了したウィリティアは,自分の知的欲求を満たしたいが為だけに最難関クラスの王国立総合学院への合格を決めた。
    無論,入学に当たり難関中の難関,魔法学を主席で,だ。
    父ライアル・スタインバーグは娘の行った偉業をにやはり狂喜し,そして次の娘の一言で絶望のどん底に落ちた。

    『お父様,わたくし学院の寮で生活する事にしました』

    寮で生活する=娘と離れ離れになる。なんだそれは? ありえない。誰だ僕の娘を奪おうとしているのはあああああ!!

    叫んだところで,母メディアのフライパンがライアルの頭に"ガン"と落ち,父ライアルは沈黙した。
    しっかりとフライパンを振りぬいている母も母だが…いつもと言えばいつもの光景に過ぎず、ウィリティアは大きな汗マークを付けつつもメディアの言葉を待つ。

    『ウィ―リーちゃん』
    『はい,お母様』
    『素敵な男の子,見つけてくるんですよ?』

    (やっぱり…)

    とガックリと肩を落としたウィリティアは判っていた。
    母であるメディアはおっとりとした性格のせいなのか,何処か感覚が少しずれているのだ。面と向かっていった事はないけど。
    状況を理解しているのかしていないのか判断がつけられず,ウィリティアは傍に控えている老執事に目を移す。

    『…お嬢様。心配せずに行ってらっしゃいませ。』

    力強く頷いてニッコリと笑った老執事のフォードは,ウィリティアにとって先生であり,師であり,そして優しく見守ってくれる祖父のような存在だ。
    もう一人の家族と呼んでも差し支えない。そのたびにフォードは苦笑し『私なんぞに勿体無い』という。
    本当に家族になれればと,ウィリティアはいつも思っていた。

    そんなフォードが確約してくれるのだ,心配する事はない,と。
    実の両親に励まされるよりも安心できるのは,まぁしょうがないだろう。

    『お母様,フォード,ありがとう。わたくし早速荷造りいたしますわ』
    『駄ああああああ目だああああああ!!』

    突如復活したライアルが叫んだ。辺り一帯に響き渡らんばかりに叫んだ。

    『きゃっ』
    『あら』
    『おや旦那様。御目覚めですか』

    御早い復活ですなぁと目を見張るフォードとおっとりメディアを無視してウィリティアの肩をガッシと掴む。

    『お、お父様?』
    『…どうしても,行くって言うんだね?』

    うって変わって真剣で静かな瞳。
    いきなり肩を掴まれたウィリティアは動転しかけたが,その瞳に我を取り戻した。

    『はい,私が自分で決めた事ですので。』
    『判った…。私もウィリティアの父親だ,娘の決めた道を無碍になんて出来ない…』
    『お父様…!』

    ようやく理解を示してくれた父に感動するウィリティア。が、ここまでだった。

    『だが寮はいかん! 寮なんてもってのほかだ! 女性に飢えた男どもが私のウィ―リーを奪おうとするに違いない…そんな事が許せるか! …そうか。やられる前にやれば良いのかそうかそうか』

    怪しげにくっくっく,などと笑い声を上げ始める父にウィリティアはやっぱり溜息をついた。
    …ほらお父様,後ろにフライパンを掲げた母様が…

    "ガン!"

    1回目と当社比4倍くらいの大音量とともに,父ライアルは再び沈黙した。今度はそう簡単には目覚めないだろう。

    気絶した父を引きずって退出するフォードを見送り,ウィリティアは母と向き直る。

    『…私もあの人も,ウィリティアちゃんと離れるのは寂しいの。お父様の事,わかってあげてね?』
    『お母様,勿論ですわ。お父様の奇行は私を思ってくださっているからこそ,と事いうは。判りたくありませんけど』

    そう呟く娘にメディアは苦笑する。
    すると何を思ったのか,彼女は右手の中指つけている指輪を外した。

    『ウィリティアちゃんに入学祝。私とお父様から』

    はい,と渡された指輪を見つめ,事の重大さを理解し驚愕する。

    『お、お母様,けれどこれ』
    『私のお古だけど,受け継いでくれる?』
    『…! はいっ!』

    母の所有する魔法駆動機関(ドライブエンジン)精霊(スピーティア)だ。
    "宮廷魔法師だった"母のドライブエンジン。
    軍の量産品ではなく,これは1個のオーダーメイド。
    メディアのためだけに調整されたこのドライブエンジンの格納する装甲外殻『精霊(スピーティア)』は,以前ウィリティアが一度だけ限定補助駆動させ装着した時に,相性がかなり良かった事を覚えていた。
    母の誇りの詰まった魔法駆動機関。それを託されると言うその事実こそが,ウィリティアにとって一番誇らしい事だった。

    『それと,ウィリティアちゃん。お父様の言う事ももっともです。』
    『え? はぁ。』
    『なので,リディルに別邸を作るから,そこから通ってね』

    ね? とニッコリと言われたウィリティアは,はい、と頷く選択枝しか残っていなかった。ように思えた。
    ウィリティアにとって寮に入るのも,別邸から通うのも…結局のところはどうでも良い事だったには違いないのだが。


     ▽  △


    魔法学科の大天才,ウィリティア・スタインバーグ。
    文にも武にも秀でている彼女は,その容姿の美しさ,溢れる気品も相俟って入学当初から有名だった。

    が,彼女は誰一人として相手にしなかった。
    ――レベルが違いすぎる
    余りの事に,彼女は軽く失望した。

    彼女にって彼等.彼女等は等しく…低レベルだった。


     ▽


    そんなウィリティアにも転機が訪れる。
    誰かが言っていたが,運命とは誰の元にも突然現れるものだ と言うのは結構言い当て妙だ。
    それはウィリティアが第三過程に入り,受講科目が専門と非専門に別れてきた時期だ。


     ▼


    ウィリティアの目指す頂き――そこは,母がかつてそうだった宮廷魔法師という最高の一端。
    その為には高度な戦闘技術も必要である事を情報として知っていた。

    生来ウィリティアは身体能力は高いものを有している。
    加えて幼少期は自然環境に恵まれ,野山を駆け巡る時代もあった。
    学業を習う年になってからは執事のフォードに格闘術の教えを請い,それを長年続けてきた。
    が,フォードを超えたと思ったときはいまだにない。おじいちゃん的位置に居ると言え,何時かは越えたいとも思っている。

    それはさて置き。
    ウィリティアは別邸に帰る前に行っている日課の戦闘訓練をこなすために,演習場に向かっていた。
    近く参加予定の演習訓練の為の意味合いも兼ねている。学院では半期に数度,課外講座として学内外を問わ頭に参加者を募り,軍からの教官を招いて実習訓練を開講する事があるのだ。

    演習場につく。しかし,どうやら先客が居るようだ。

     ▽

    男女一組。
    普通は男子が女子を教えるのが通例なのだろうけど…

    …なんで男子の方が吹き飛んでいるんですの?

    景気良く飛んでいるのは男子生徒だ。
    吹き飛んでは起きあがり,しかしその瞬間には踏み込んでいた女子生徒によってまた飛ばされる,と言う奇妙な行動を繰り返していた。
    吹き飛ばすほうもスゴイが,吹き飛ばされるほうもタフだな,と思った。が

    …あぁ,アブソーバー機構付きのライトアーマーですのね

    得心行ったと頷いた。
    衝撃を吸収する駆動式を刻印した使い捨てのミスリル製品。
    そんなに高価なものではないし,…魔鋼技科であれば作成も可能だろう。
    もしかすると学生の作品かもしれない。

    逃げる男,追う女。
    端から見ると実にコミカルな光景だが,それを演じる当人達はどちらも真剣だった――否。
    女子生徒は楽しんでいるようだ。

    身代わりの駆動式を刻印したミスリルのストックが切れたのだろう,男は最後には女子に立ち向かっていったが敢無く沈黙した。
    まぁ良くがんばった方だろう。
    恐らく戦闘訓練過程は取っていないはずだ,あの動きでは。しかし工夫をする事で彼は戦技科に通っていると思われる女子生徒と長時間渡り合って見せた。何ら落ち込む事はないだろう。
    そう考えて,そろそろ終わるのでしょうか? と首をかしげる。

    「…あ」

    思わず呟きが漏れた。
    女子生徒は気絶した男子生徒の傍らに屈んで,優しく髪を撫でているところを見てしまったからだ。

    ――立ち去るべきかしら…

    思わずそう思ってしまったが,それでは自分の訓練が出来ない。
    それにここは共有スペースで,辺りを憚らず馴れ合う二人が悪いに決まっている。そう決めた。
    頬を僅かに染めながらも,余り見る事の出来ない――と言うか,初めてみるそんな光景を視界に入れながら,ウィリティアは二人が帰るのを待つ事にした。

    訓練室の女子生徒は立ちあがると,男子の両足を引っ張り始めた。
    あらあらとウィリティアが内心でコメントしていると,彼女は男子を壁際のところに寝かせてから,またもとの場所に戻った。


    す、と空気が変わる。
    気配の変容は"武術"に置いて重要な意味を有する。
    彼女は――先程までと全く次元の違う型を始めた。


    ――円舞。

    そう聞いた事がある、アレはフォードからだったろうか…?
    遥かな昔から連綿と続けられる武術があり,それは人の限界にを極め,最小の力で最大の威力を発揮する――とか。
    まるで魔法の制御と威力の関係のようだ,とその時は思った。
    そしてウィリティア自身も何時かは目にしたいと思っていた,その武術。

    「…きれい」

    無意識の呟きは,そのまま彼女の本音だ。
    女子生徒の円舞は,半径2mほどを中心に何者をも寄せ付けない結界を形作っているのが判る。

    もし,自分が今あそこに入ろうとしたら――

    9割の確率で,負ける。
    戦闘にすらなるか判らない。自分は勿論,彼女も魔法なしの状況で,だ。

    その事を理解しながら気づくことなく。
    延々とその光景を見つづけていた――。




    「ミコト」

    我に返る。
    だれかの名前だろか? 声をしたほうを向くと,先程の男子生徒が起きあがっていた。
    ――もう気がついたの,タフですわね。

    などと考えていると,呼ばれた女子生徒――ミコトというらしい――は突然笑い出した。

    「ぷ…あは、あはははははは!」
    「なんだ,頭でもおかしくなったか――いや、元からだったな…うおっ! なんだコラ,どうした!?…おい…どうしたんだ…?」

    少女が,彼の背中に突然抱きついた.少なくともそう見えた。
    ウィリティアは,その光景に思わず頬が染まる。

    ――別にわたしのことではないですけど,えと…

    などと言い訳をしつつも目を離せない。


    「うん…ケイ」


    ミコト,と言う少女の酷く熱いコトバ。
    どんどん紅くなる私自身の頬。

    「ミコト…?」

    ケイと呼ばれた男子は,なんだかひどく動揺しているようだ――関係ない私がこんなに動揺しているのだから,当然ですわ
    だのと思いつつもいったいこの先はどうなるのか――と固唾を飲んで見守っていたが、次の瞬間,今日最後の,信じられない光景を目にした。

    「さっきのは少し,言い過ぎだとおもうよ?」

    言葉とともに,轟音。
    なんだか良くわからないけれど,彼女の放ったらしい大技が彼を床に沈めていた。
    実に見事な技だと思ってしまった。


     ▼


    数分後,やはりかなり早めに復活した彼を伴って.ミコトという少女――多分同い年くらい――は帰っていった。
    訓練室の出入り口ですれ違う時に,少女は私に向かってウィンクし,右手人差し指を唇に当てる仕草を見せた。

    「――あ.」

    ばれていた――羞恥に顔が赤らむ。
    最初からだろうか? それとも最後のほうだけだろうか…?

    彼女のあの仕草は,あそこであった事は内緒にして、というお願いの意味をこめていることは明白だ。
    一体どこから何処までを黙れば良いのか見当がつかなかったけれど,話す相手も居ない私には関係ない。
    彼女が秘密にしたいその事は,私の胸の中だけに仕舞われた――ハズだ。

    一体何を秘密にしたがっていたのだろうか。
    さっきの男子とのじゃれあいだろうか。
    それとも――

    …!

    気づく。
    その,彼女の行っていた円舞を。

    人が具現できる最高の型を。
    私が,9割の確率で負けると判断した,その技を。

    "意識するでもなく繰り返していた"その"行使"の如き力の体現を――!

    あの女――ミコトは私を超えるものを持っている。
    恐らく戦技科,それもトップクラスの実力者に違いない――即ち。

    魔法を使う戦闘においても高レベルであると推測できる…!!

    もしかすると…私以上に。


    背中を電流が駆け抜けるようだ。
    震えが止まらない――止められない。

    それは歓喜。
    自分と相対する事の出来る者が存在した,その事実への喜び。
    それは恐怖。
    自分を超える可能性を秘めるものへの純粋な恐怖。


    だが,なにより――

    興味がある。
    ミコト。そして補助具的な付加要素があったとはいえ彼女と渡り合うケイという男。加減はあったみたいだけど。

    「…見つけた。」

    今まで未知の領域だった,競い合う事が出来るかもしれない,そんな相手を。
    同時に二人も。



    ウィリティアは,静かな喜びと確信に溢れていた――。


     
     ▼



    彼女の人生最大の転機(運命)
    それは,やはり突然に訪れるものだったらしい。




    >>続く。
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