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■89 / 17階層)  "紅い魔鋼"――◇九話◆後
□投稿者/ サム -(2004/12/02(Thu) 22:02:36)
     ◇ 第九話 後編『或る真実の欠片・暗躍』◆


    錬金術。
    それは魔鋼(ミスリル)を作り出す技術の事を指している。
    遥か3000年近く昔にもたらされた魔法と言う異質な法則の元で行われる作業だ。

    魔鋼は魔法を増幅する。
    増幅しなければ魔法は魔法として認識される事のない程度の現象発生力しかなかった。
    そのための魔鋼。

    しかし,ここで一つの疑問が起こる。

    魔鋼は魔法を増幅する。
    魔法は魔鋼が無ければ意味を成さない。

    ならば――魔法によって収斂される筈の魔鋼は,一体誰が創り出したのだろうか?
    魔法とは,一体何がもたらしたものなのだろうか――?


     ▽  △


    私の人生は"問うこと"を端にしている。
    疑問を投げかけ,その答えを探す事こそが人生だ。この思考法は自然と私を魔導技術の習得――つまり魔法を学ばせる方向へといざなった。

    しかし,私には欲と言うものが少なかったらしい。
    必要なものは疑問と答えのみ。他には何も――まぁ生きていくのに必要な最低限の糧は欲しいが,それ以外は大して必要なものではなかった。
    最高学府たる学院を卒業するも,私は技術の高みへ至る道への興味は薄く…ただただ自分を満足させるためだけの"問い"を探しつづける道を選んだ。
    それは研究者としての道ではなく,探求者としての道だった。

    ある日。
    私の下へ届いた1通の書簡。
    それは王国史上悪名高い"魔鋼錬金協会"からの誘いの手紙だった。
    私はその書簡が届くまで何をするでもなく,ただ学院の研究室に身を置き,学生相手に講座を開きつつ日々を生きるための糧を稼いでいた。
    たしか――20半ばを少し過ぎたくらいだっただろうか。

    書面には,私を誘うに当たっての理由と報酬が書かれていた。
    報酬はどうでも良い。
    毎日三食取れるならばそれ以上のものは要らない。
    理由はありきたりな物だった。
    私の業績と功績を褒めるだけの詰まらないもの。まぁその程度だったら気にも留めずにごみ箱へ直行する運命だったのだろう。が――

    『…旧文明の遺跡…?』

    最後の行に書かれたその一言が,私を動かす。
    彼等"魔鋼錬金協会(フリーメーソン)"は当時の都市ファルナの地下5.7kmの地点から、広大な都市跡を発掘したらしい。
    それに当たって,各地に居る引退した学者や研究室に引きこもっている私のような有能な研究者に極秘に打診しているのだと言う。

    新たなる問い,それを見つけれるかも知れない…

    私はそう感じてその週のうちに学院を辞め,ファルナへと向かった。
    それが,今から約60年前の事だった。


     ▽


    彼等魔鋼錬金協会の連中は思ったよりも気安い人間達だった。
    王国に監視されている状況からだろうか,歴史に残っているような無謀な実験をしているわけでもなく,ただ趣味人達の集まりとしてその組織運営が行われていた。
    恐らく世には知られていない真実の一つだろう。

    彼等――私の友人達はそれを敢えて(・・・)世間に公表しようとはしていなかった。

    …1000年と言う歴史が培ってきたその風評は覆し難いし出来るとも思えない。逆に――そういった秘密結社っぽいのが実在しているかもしれない,と言うのも面白くないか?

    実態は全然違うんだけどな,と我が友ディルレートは頻りにそう言って笑っていた。
    私もその世間を暗に欺くと言う状況を純粋に楽しく思い,彼と共に笑った。
    世界中の誰とも変わらず,その場に集まった友人達と共に笑い,泣き,喧嘩をし,恋をした。
    懐かしい。本当に,懐かしく楽しかった日々だ。


    私達は誰とも変わらない人間だった。
    違ったのは,1000年前の王国騒乱以降は国に対して何も隠し事をしていなかったのだが,私達のその代に限ってのみ…唯一それを破った。
    60年前の都市ファルナの地下から見つかった古代都市の隠匿。
    それは今もって私が管理している。

    発見されたものは,今までにない設備だ。何かを量産するための大型の機構(システム)
    日夜時間を惜しまず解析した結果,そこは金属の生産工場跡だと言う事が判る。

    当時の我々は,10年という歳月をかけて古代都市の一端を秘密裏に解析し終えていた。
    工場のシステムは大まかに把握し,何時でも応用できる体制にもあった。

    だが,薄々ながら私達を取り巻く状況が傾いてきていた事も事実だった。
    元々資源採掘用にファルナ地下に掘られた探査坑。
    流石に放りっぱなしにしていたわけでもないが,監査の手が伸びてこないとも限らない。
    この事がばれたら――正直全ての遺跡跡が没収の上に私達は拘束される事は必至だ。
    どうするか,と対策を練っているその時,我々にとって都合の良い事態が発生した。


    第一時世界恐慌。
    経済恐慌が起こり、世界中が未曾有の緊急事態を発令した。
    各国政府は頻りに事態の収拾を図ろうとしたが,余り効果を表さなかった。

    我が王国も似たような状況だったらしい。
    それまでの主産業が僅かな魔鋼製品の加工,残りは自国で行われている第一次産業が経済の全て。
    恐慌を乗り切るのは極めて難しい状況にあった。

    これはチャンスだ,と我が友ディルレートが言った。
    "私達の思い出の残るこの古代都市跡を残すための術が,ここにあるじゃないか"と彼は言った。

    金属の量産システム。
    これで魔鋼(ミスリル)の量産体制を整えて,それを持って王国に俺達の公的機関化を求める,と言う案だった。

    結果は歴史が証明している。
    ディルレートの行ったこの賭けは我々が勝ち,王国の公的機関となる事で遺跡を完全に隠匿した。
    魔鋼の量産体制の管理も私達が行う事になり,多少のごたごたはあったものの予想より遥かにスムーズに全てが行われた。

    以来,50年。
    私の友は一人,また一人と死んでいった。
    親友も,悪友も,愛した人もみな死んでいった。

    当時から残っている協会設立メンバーは私で最後だ。

    私――探求者ルアニク・ドートンが。


     △


    現工業都市ファルナの地下に眠る古代都市。
    未だに王国からは秘匿とされ,日夜我々協会の研究員が解析作業を行っている。
    次々と明らかになる古代のシステム。
    惑星軌道上に配置された種々の観測システムや,天空に浮かぶ月にあると言われる別の古代都市。
    その彼方に広がる深淵――宇宙と言うらしい――の更に遠くへと旅立っていった,古代人達の船。

    太古の人々は,そのほぼ全てが例外なく星を飛び立つ事を選んだ。

    なぜ、とそれを問うには時が経ちすぎ,明確な答えは期待できない。
    しかし私は,システムを解析する傍らでその答えを探しつづけた。
    古代人類が星を飛び立つ理由を。
    そして――その過程で"それ"をみつけた。

    "それ"は,古代人が星を飛び立つと言った遠すぎる疑問ではなく,私が生きてきた中で唯一判らなかった疑問の答えを示すかもしれない――現象。

    どちらを優先するかは,その時に変わった。


     ▽  △


    私は現代に生きる人間だ。
    魔法を技術として使い,日々を生きる。

    魔法は魔鋼により増幅され,様々な現象を起す。
    魔鋼は魔法により収斂される。素材は様々な鉱石を元にしているが,自然に存在するもので希少な金属は少ない。
    収斂する上で必要なのは,その複数の金属に付加させる膨大な魔力だ。
    勿論ただの魔力ではありえない。

    現代人が収斂する魔鋼,その過程で必要な魔力は,魔鋼と同じ魔力相を持っていなければならない(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

    現代では魔鋼は然程珍しいものではない。
    鍛冶師たちは,魔鋼を収斂する際に整える最適の魔力相の値を把握しているし,また知らずとも手元にある魔鋼をサンプルにして魔力相を整えれば言いだけの話だ。
    が。
    魔鋼を作るには,元にするもう一つの魔鋼が必須になると言うこの条件。
    これは一つの簡単な疑問を内包している。

    "起源"に関する疑問だ。
    起源――レジーナ・オルド(O-riginal)と言う名の女性がもたらした魔法(駆動式)という技術と,その媒体――魔鋼(ミスリル)
    そもそもソレは,どこからきたのか?(・・・・・・・・・・・・・・・・・)

    それが,私の最初の疑問だった。


     △


    以来数十年。
    片時も忘れた事の無かったこの疑問は,しかし誰にも相談した事も無かった。

    私だけの疑問。
    私だけが考えつづけた疑問だったからだ。

    その――答えを見つけれるかもしれない,切っ掛けがあった。
    都市群の管理する,人工衛生による地表観測システムに記録されていた王国の過去の地表エネルギーの変動データだ。


     ▲


    私が在籍するこの魔鋼錬金協会。
    1000年以上の歴史を持ち,それ以前は風評通りの組織だったらしい。
    倫理観の薄い研究者達,極めてシステム的な真理の追究。
    その成果は1000年前の王国動乱の際に失われた――かのように思われてきた。

    だが事実は違う。
    これらは過去から現代まで連綿と受け継がれてきた。資料は全て駆動式のとして魔鋼に刻まれ,それは一つの証として伝わってきた。
    魔鋼錬金協会の長が持つ,錫杖型の魔法駆動媒体(ARMS)
    これには,それまでの非道な研究成果が刻み込まれていた。

    親しい友が次々とこの世界を去り,私は次第にまた研究に没頭するようになった。
    新しい問を求め,終ぞ行われる事の無かった錫杖の駆動式を解放し,協会の行ってきた非道な歴史をも全て見た。

    ――その内の一つ。
    それは1000年前に行われた一つの実験で,映像資料としてのみ残されていた。文献は消失してしまったのだろう。
    魔鋼と人体との融合をテーマにしたもの。
    時間経過毎の記録を見る限り,魔鋼は人体を侵食し――恐らく意識を取りこんだ。
    魔力干渉線(マナライン)にも応答しないところを見ると,一つの封印のようだと感じる。

    そして――3週間後。
    "それ"は起った。

     ▲

    邪龍。
    突然襲ったその"災害"は,映像に残されていた 胸の"紅い魔鋼"から発生した膨大な魔力(思念)が肉体を変容させた,一人の少年(被献体)だった。

    "それ"は研究所を破壊し,街を壊滅させ,何かを求めるように北へと飛び去っていった。
    そこまでを記録したこの映像は,恐らく,辛うじて生き残った研究員がこの杖に"成果"として封印したのだろう。

     △

    話は戻る。
    古代都市群の管理している地表観測衛星の残した,惑星全域の中の,この王国周辺のエネルギー変動を記録したデータ。
    これは過去数千年と言う年月で記録され続けていた。
    当然1000年前の(・・・・・・・)ものも欠けることなく残っている。

    観測された事実は驚愕に値するものだった。

    その事実から私は全てを思考する。
    長年の疑問と魔法。なぜ、このような力がこの世界に存在するのか。

    それは――もしかすると。

    "それ"をもう一度起したとき。
    私の推論が正しければ――恐らく一つの答えとなる。

    故に,私は――。


     ▽


    ある小高い丘の上。

    不自然な窪み(クレーター)と.そこを端に発する巨大な亀裂を見渡せる場所で,年齢の行った老人は眼光を鋭く光らせる。
    眼下の光景は,史跡跡で動く多くの人影。彼等は魔鋼錬金協会。
    彼等は協会長の命令で、指定された機材と資材を各所に配置しているところだ。

    それは――ただ一つの疑問を解くためだけに。

    魔鋼錬金協会(フリーメーソン)の長にして孤高の探求者,ルアニク・ドートンは,強い意志の光をともしたその瞳で,着々と進められる実験準備の状況を見守っていた。


     ▽
     
    夜を徹して行われた作業は殆ど終わった。
    数年を掛けて密かに行ってきた事前調査も完了している。
    近辺の状況もこれから起す(・・・・・・)事態への(時間稼ぎ)も全て計算済みだ。

    後は,時が満ちるのを待つだけ。
    観測データから導き出したす最良のタイミングで"実験"を開始すれば,あとはもう何が起ろうとも止まらない。
    リスクの分散化も配慮している。不確定要素の介入に関しても対処する策は考えてある。

    全ては整った。
    私の一生では観つける事が出来ないと半ば諦めていた問いに関する答えが,すぐそこに。

    さて。
    残りの時間はゆっくりと待つ事にしよう…。

    結果は,もう時が運んでくれるのだから。



     ▽  △

     ▽



    ――学術都市リディル:学院・教務課――


    「ですから,教務課(私ども)の管理する演習用武器保管庫は,学院に所属するものならば使用許可を取れば誰にでも貸し出しているんです。勿論データとして管理してありますが,数は膨大ですよ」

    何せ戦技科の教官や生徒が出入りするたびに使用許可を出しているのですから,と窓口の女性は少年に言った。
    少年はそうですか,と少々肩をすくめる。

    「…では,持ち出された演習用ARMSの種類の特定は可能でしょうか」

    先程から物静かに食い下がる少年に負けたのか,事務員の女性は大げさに溜息をつくと,カタカタと端末を操作し始めた。
    恨みがましく少年を見,諦めたようにもう一度溜息をつく。

    「…しょうがないですね。学院生で無い貴方に教える義務はないのですけど」

    私どもは門戸が狭いわけではありませんし、と散々渋っておきながらそう言う。
    少年は苦笑し,「ありがとうございます、助かります」と誠実に答えた。
    女性事務員も苦笑する。

    「それで,何の魔法駆動媒体(ARMS)を探しているの?」

    多少フランクに問う彼女は20代半ばだろうか。
    少年はまだ20にも満たない本当の少年だ。年齢的にも彼女にとっては弟のような感じでもあるのだろう。
    無論この場合は聞き分けの無い我侭な弟,であるだろうが。

    「…剣です。刃に特殊発動型の駆動式が刻印されているものなのですが。」
    剣型(ソードタイプ),…と。」

    検索条項を打ちこみ,すぐに結果がでた。

    「剣型でその刻印タイプのARMSは教務課の武器保管庫にはありませんわね。」

    ニコリ,と微笑んでそう言う。少年は露骨にがっかりしたようだ。
    が。

    「でも,短剣型ならばあったみたいよ」
    「…本当ですかっ!?」
    「ええ、1ヶ月ほど前に貸し出されてるみたいよ。名前は――」

    その名前を聞いて,少年――ジャック・ジンは驚愕に目を見開いた。

    まさか。"彼女"が"それ"を持っているなんて。
    これは何かの符合とでも言うのか。
    先生と俺が探し出せなかったものを…偶然みつけているとでも…

    そんな様子の少年に気づいた女性事務員は,気遣わしげに声をかける。

    「まぁ,こればっかりはね。武器保管庫においてあるものは早い者勝ちだし…でも、君はその前にちゃんと学院に入りなさいよ?」

    最後はにやり,と笑う女性。
    まぁここに入らなければ貸しだし許可は出ないわけだが…

    ――早く先生と連絡を取らなければ。

    少年の思考は,事実の認識と共に既に次の行動へと移っていた。
    手間を取らせてしまった女性に向き直る。

    「手間をかけてしまい申し訳ありませんでした。」
    「いいのよ、実は私も暇だったから」

    声を潜めて苦笑する彼女に「では,失礼します」と頭を下げて教務課を退出した。


     ▽

     
    ジャック・ジン,17歳。
    ミコトの後輩にしてEXのミスティカ・レンと同じく,マーシェル探偵事務所でバイトをする少年だ。

    彼は先生(エステラルド)の指示に従い王国中の古い施設を回り,英雄ランディールの"神器"とよばれるARMSを捜索していた。
    王国の西半分はジン。残りはエステラルド・マーシェル自身が捜索している。

    雷帝の神器。
    伝承として伝えられていた,蒼白い片刃の剣と言う形状と刃に刻印された二つの駆動式と言う事のみが今に伝わる手がかりだ。
    それすらも王国――王宮に封印されていた事実。一般にはまるで知られていない。
    彼等の探偵事務所がそれを知る事ができるのにはとある理由があるのだが,それは今は割愛する。


    先生と連絡を取らなければ。
    彼はそう考え,内ポケットからタイムコードが記入された紙を取り出す。

    ――今この時間なら…王都から真西に700km行った所にある国境付近の都市,メティナの軍の旧施設に居る,か。

    国境付近の都市はその土地柄上軍施設が多くなり,メティナは軍事都市として名高い。
    王国陸軍の本部もこの都市にある。いわば軍の中枢地だ。

    「向かうのは構わないけど,時間が掛かりすぎるな…」

    故あって,彼には魔導技術式(・・・・・)携帯意端末は使えない(・・・・)
    ジンがエステラルド(先生)と連絡を取るとなると実際に会うか言伝を頼むか手紙しか方法がない。
    事態の流動性と秘匿性から後者2択は却下。加えて時間ももう無い。
    事務所に戻れば"あの女性(ヒト)"が居るには居るが,先生(エステラルド)から極力知らせないように言われている。

    ならば――
    ジンは溜息をついた。

    「直で行かなきゃならないか…」

    王都から700km。
    しかしここ(リディル)から王都までは約230km。
    直線距離のみの計算だが,そこは問題無い(・・・・・・・)

    全1000km弱の工程だが…

    「移動に掛かる時間と先生のこれからの移動先から逆算すると――」

    今夜中には何とかなる。
    そう見切りをつけた。どうしても時間が掛かりそうな場合は――"あの女性(ヒト)"に頼むしかない。
    最終手段だ。


     ▽

    ―― 一時間後。

    黒系のフライトジャケット,レザーパンツ。ゴツイ安全靴に厳ついゴーグル。
    先日のミスティカ・レン(MAD・SPEED・LADY)と大体同じ格好に身を包み,ジャック・ジンはリディルの一番西側に位置する高層ビルの屋上に立っていた。
    吹き荒れる風が冷たい――。


    思考を停止。


    見るは虚空の彼方の彼方。
    それはイメージを収斂する一つの作業で、儀式。

    少々体を屈め――足を踏み出す。


    たたっ


    2歩。それだけの助走の後――――



    ドンッ!



    空気を殴りつけるような乱暴な音と共に,ジャック・ジン――マッドスピードレディ(狂速の淑女)の片割れ,爆発に特化したEX・凶速の渡り鳥(エクスプロージョン)は上空へと飛び出し,遥か西へ向けて飛び去った。


    屋上は魔力騒乱で気流の乱れが生じ暴風が吹き荒れたが,一瞬後にはすぐに元に戻る。




    そして舞台は,全てが集うランディール広原(英雄の丘)へ――。



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